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FIA、F1日本GPの”回収作業車事件”の報告書を近日公開へ「手続き上の問題が特定された」

FIAは、F1日本GPで発生した”回収作業車事件”についてそのタイミングと運用方法に関する調査を終了。「手続き上の問題」があったと明らかにしたが、報告書は近日公開されるようだ。

The car of Carlos Sainz, Ferrari F1-75, is recovered with a truck

The car of Carlos Sainz, Ferrari F1-75, is recovered with a truck

Steven Tee / Motorsport Images

 FIAは、F1日本GP決勝での回収作業車がコースに入ったタイミングと運用方法に関する調査を終え、報告書を近日中に公開すると明かした。

 大雨の中スタートが切られたF1日本GPの決勝レース。オープニングラップでは、ヘアピンの立ち上がりでカルロス・サインツJr.(フェラーリ)がアクアプレーニング現象によりクラッシュし、マーシャルがマシン回収のために作業車をコース上に送り込んだ。

 レースはセーフティカー(SC)出動後に赤旗提示となったものの、SCラン中に作業車がコース上を走っていたことで、マシンのダメージを修復するためにピットストップし、集団から大きく遅れて走っていたピエール・ガスリー(アルファタウリ)はニアミス……2014年には同じく雨の日本GPで、ランオフエリアで作業中の作業車に激突し、のちに命を落としたジュール・ビアンキの一件の記憶がまだ新しいこともあり、ガスリーは怒り心頭となった。

 一連の事件によりパドックでは不安の声が広がり、多くのドライバーがマシン走行中に作業車がコース上で回収作業を行なうことについて懸念を示していた。

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 これを受けロンドンのロイヤル・オートモービル・クラブで世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合が開かれ、FIAはF1日本GPで発生した事件を徹底的に分析したと明らかにした。

 FIAの声明は以下の通りである。

「手続き上の問題が特定され、短期的および中期的に修正される予定だ」

「調査結果については、近日中に公開される予定だ」

 調査の重要なポイントのひとつとして、コースサイドのマーシャルが独断で回収作業車を早くコースインさせたのか、それともレースコントロールの許可を得た上で出したのか、という点が挙げられるだろう。

 FIAは全てのイベントで適用される国際モータースポーツ規則の付則H項の第2章6.1条には、次のように明記されている。

「マーシャルまたは車両は、レース管制からの許可なしでサーキッ ト周囲部に入らないこと」

The accident involving Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42 at the start of the race

The accident involving Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42 at the start of the race

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 安全に関するさらなるニュースとしては、2023年のF1技術規則では”死角”の視認性向上と”ブレーキングポイントの明確化”のためにミラーの大型化が義務付けられることが確定した。

 また、今年のイギリスGP決勝レースのオープニングラップで発生した周冠宇(アルファロメオ)の大クラッシュを機に強化されることとなったロールフープに関するレギュレーションも、さらなる改善が図られることになる。

 そしてスーパーライセンスポイントシステムも更新。国際モータースポーツ競技規則付則L項の付則1に記載されているCOVID-19によるモータスポーツ活動の減少を考慮したチャンピオンシップポイント加算要件の緩和期間が拡大され、2023年3月31日まで適用されることとなった。

 
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