FIA、バーレーンGPからスタートシグナルを追加? リヤウイング大型化が影響

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FIA、バーレーンGPからスタートシグナルを追加? リヤウイング大型化が影響
執筆:
2019/03/23 3:49

オーストラリアGP発生した、大型化したリヤウイングによってスタートシグナルが見えづらいという不満に対し、FIAは早急な解決にむけ取り組んでいるようだ。

 開幕戦オーストラリアGPの終了後、グリッド後方からのスタートとなったロバート・クビサ(ウイリアムズ)とピエール・ガスリー(レッドブル)の両名は、スタートシグナルが前方のマシンに遮られていたと明かした。

「グリッドに止まった時、ライトが見えなかった」とクビサは話した。

「カルロス・サインツJr.(マクラーレン)のリヤウイングがライトを隠していた。最初のシグナルは見えたが、残りの部分は見えなかった。僕は左に動かなければいけなかったし、その瞬間は少しパニックになったよ」

 また、ガスリーはこうも付け加えている。

「新しいリヤウイングのせいで、グリッドからライトを見ることができなかった。それで僕は周りのマシンに反応する必要があって、2、3ポジションを失ってしまった」

 FIAはレース終了後にドライバーの不満を聞き、なぜそうした問題が発生したのかについて調査を進めていた。

 そしてFIAの結論は、同問題は今回のみの事例ではなく、大型化したリヤウイングが意図せず生じさせている、というモノだ。

 2019年シーズン、空力レギュレーションが改定され、リヤウイングはオーバーテイクの促進を狙い、幅が100mm広くなっている。さらにウイングは高さが70mm増えてもいる。これはエンドプレートを持ち上げ、ドライバーがミラーを見た際の、後方視界を妨げないようにするためだった。

 よりワイドに、高くなったリヤウイングは後方のグリッドに着いたドライバーの視線とスタートシグナルとの間を妨げるためには、十分なものだ。

 そして、スタートシグナルの高さは全グランプリで共通のものとなっていることから、こうした問題が再発する可能性は非常に高いはずだ。

 FIAは現在、F1グループと共に一時的ではない解決策の策定に取り組んでおり、次戦バーレーンGPで準備を整えられると認識しているようだ。

 ひとつ考えられる解決策としては、後方グリッドからも見えるように、グリッドの途中に別のスタートシグナルを設置することだ。

 F1は過去にそうした追加のスタートシグナルを設置していた例がある。今回のケースと同様、2009年のレギュレーション変更によりリヤウイングが高くなったためだ。しかし2017年シーズンに低いリヤウイングが導入されると、それらは必要ないとされ撤去されていた。

 しかし昨年、ドライバー保護のために導入された“ハロ”によって視界が遮られた場合でも、シグナルを見ることが出来るようにするため、追加のスタートシグナルがグリッド前方の低い位置に取り付けられた。このスタートシグナルは、今シーズンも同じ場所に設置されている。(下写真)

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Photo by: Jon Noble

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執筆者 Jonathan Noble
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