F1

レッドブルF1予算上限違反への対処は上手くいった? FIA会長は将来の”隠蔽”抑止に期待

FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長はレッドブルF1の2021年予算上限違反に対する対処が、将来的な隠蔽を踏みとどまらせるよう機能することを望んでいる。

Jonathan Noble Mario Galán

公開日時: 2023/01/15 3:22

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Mohammed Ben Sulayem, President FIA

 2021年シーズンからF1は予算制限を導入したが、レッドブルが2021年の予算を超過していたことが認定され、FIAとチームはその対処に追われた。この件を巡って様々な意見が表明されたが、FIA会長は将来的にチームの隠蔽を抑止してくれることを期待している。

 F1チームの予算上限レギュレーションの遵守を巡っては、監査結果が2022年の10月に発表された。そしてレッドブルに軽微な違反が認められたとFIAは明らかにした。

 チャンピオンチームの予算上限違反ということで大きく注目されたこの一件は、最終的に700万ドルの罰金と空力開発時間の10%削減というペナルティが科されることで終結を見た。

関連ニュース:

 一部からはペナルティへの不満も聞こえたが、FIAのレッドブルの予算上限違反に対する処理は、F1の予算上限レギュレーションの成功のテストケースとみなされ、多くのチームは良い妥協点だったと考えている。

 最近、F1の予算上限についてFIAのモハメド・ベン・スレイエム会長が語ったところ、彼はFIAが事件の対処で非常にオープンな姿勢だったことから、チーム側もこのルールをしっかりとリスペクトしていくことになるだろうという考えを示した。

 ダカールラリーを訪問中、取材に答えたベン・スレイエム会長は、予算上限の仕組みが他シリーズで見られるBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)のような調整よりも、競争条件を整えるための遥かに簡単な方法だと語った。

「テクノロジーやパフォーマンスバランスの平滑化を図るのは、簡単な仕事ではない」

「私にひとつ言えるのは、予算上限が機能していて、取り締まるべきモノも予算上限だということだ」

Red Bull was handed a $7 million fine and a 10 percent reduction in aerodynamic testing after having overspent by $1.8 million in 2021.

Red Bull was handed a $7 million fine and a 10 percent reduction in aerodynamic testing after having overspent by $1.8 million in 2021.

Photo by: Red Bull Content Pool

「レッドブルとアストンマーチンで何が起こったのか、それは明確だった。我々は何も隠蔽されていないことを確実にし、透明性をしっかりと保っていた」

「チームの調査、チェックを行ない、プロセスを通してそれを全体に公開した。誰も予算上限を破ったり、それを隠蔽したりしないことを願っている」

「チームは今、FIAが統治機関として存在していることを非常に明確に受け入れている。彼らは我々のことを見ているし、それは我々の責任でもある」

 ベン・スレイエム会長は予算上限が新時代のF1に必要不可欠なものであり、小規模チームが競争力をより高める助けとなることを期待していると語った。

「予算上限については上手くいく必要があるんだ」

「そうだ。大きなギャップが存在している。他チームがビッグチームのレベルに追いつけるよう、我々はさらにプッシュする必要がある」

 なおFIA会長は現在積極的な投資を行なっているアストンマーチンについて、今後勝つチャンスがあるとも考えている。

 彼はアストンマーチンが今後2~3年以内に勝てると思うかと聞かれると、次のように答えた。

「そうなるはずだ。投資の進め方、そしてフェルナンド(アロンソ)のように賢いドライバーを獲得していることから、私はそう考えている」

「パフォーマンスがまず重要だ。勝つことは非常に難しいがね。フェラーリについてあなた方も話せるだろう。彼らは勝つことができなかったが、それは遅かったからだろうか? そうではなく、信頼性やマネジメント、様々な要素が混ざり合っているだろう」

「アストンマーチンは資金不足にはならないと思う。やり方については違ったことが必要かもしれないがね。(オーナーのローレンス)ストロールが今変えようとしているように、別のドライバーを獲得すること、チームに新しい規律をもたらすこと、新たな人材なども非常に重要だろう」

 

関連ニュース:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 メルセデス、かつての”戦略の要”ボウルズのウイリアムズ移籍に懸念なし「すでに引き継ぎはほぼ終了」

次の記事 ガスリー、アルピーヌへの移籍決断は”感情”を脇に置いておく必要があったと明かす「アルファタウリは僕の家族みたいなモノだから」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1

2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1

2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1

2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

最新ニュース



元ハース代表のシュタイナー、F1復帰に興味あり?「テレビの仕事を始めたけど、クルサードのように上手くできない……F1チームをやる方が簡単だ」

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 1 時間前

オランダGP

元ハース代表のシュタイナー、F1復帰に興味あり?「テレビの仕事を始めたけど、クルサードのように上手くできない……F1チームをやる方が簡単だ」



FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

機能

General

ライブテキスト

評価

機能

General 14 時間前

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に



F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 17 時間前

F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る



予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 18 時間前

オランダGP

予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録