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ポルシェのF1参戦計画が見えてきた。レッドブルのF1事業を50%買収へ……公式発表日も明らかに

長い間ポルシェはレッドブルとタッグを組みF1へ参戦すると言われてきたが、その計画の詳細が初めて法的文書にて示された。

Porsche GT Team logo

写真:: Rainier Ehrhardt

 F1に次世代パワーユニット(PU)規定が導入される2026年から、レッドブルと提携を組む形でF1に参戦すると言われてきたフォルクスワーゲン・グループ傘下のポルシェ。VWのグループCEOは以前よりポルシェと同じく傘下のアウディによるF1参戦にゴーサインを出していた。

 しかしここまでその詳細は明かされてこなかったが、ポルシェとレッドブルのパートナーシップ成立に向けて正式なプロセスが進められていることが法的文書で明らかになった。

 レッドブルとのパートナーシップによるポルシェのF1参戦でハードルのひとつとなったのは、2社の提携に問題がないことを証明すべく、世界各国の反カルテル機関からの承諾を得ることだった。EU圏内だけでなく、EC圏外で20ヵ国以上で申請を行なう必要があったのだ。

 そのうちのひとつがモロッコだ。モロッコでは、承認が得られた申請書は強制的に公開されることが国内法として定められている。そのため、承認を受けたポルシェとレッドブルの提携内容がモロッコの反カルテル機関「コンセイユ・ドゥ・ラ・コンカーレンス(Conseil de la Concurrence)」によって公開されることとなったのだ。

 文書によると、ポルシェは7月8日付けでコンセイユにレッドブルとの10年間に渡るパートナーシップ提携を通知。レッドブルが持つF1事業の50%買収も計画に含まれる旨が記載されている。

 また、このパートナーシップは来る8月4日に正式発表される予定だということも明らかになった。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

Max Verstappen, Red Bull Racing RB18, Sergio Perez, Red Bull Racing RB18

Photo by: Alastair Staley / Motorsport Images

 発表では、レッドブル・テクノロジーの50%買収についてのみ言及されたが、このパートナーシップではF1チーム事業にまで影響が及ぶと見られている。

 正式発表前にも関わらずコンセイユがその詳細を明らかにしたのは、ポルシェのF1参戦に向けた正式な許可が遅れていることが一因となっている。

 当初の予定では、レッドブルの”お膝元”で7月上旬に行なわれたオーストリアGPでパートナーシップが発表されることとなっていた。

 しかし、FIA世界モータースポーツ評議会は次世代PU規定の承認を先送りにすると6月29日に発表。規定の確定が参戦に向けた必須条件となるポルシェは、正式発表を遅らせることとなった。

 コンセイユの文書ではレッドブルF1のみが言及されていたが、アルファタウリも恐らくポルシェPUを搭載することとなる。現在のレッドブルとアルファタウリの相乗効果を鑑みれば、それ以外の選択肢は理にかなっていないと言える。

 レッドブルはポルシェとパートナーシップを組むものの、アルファタウリは今後も100%レッドブル所有であり続けるようだ。

Audi logo on the rear wing of the car of Lucas di Grassi, Audi Sport ABT Schaeffler

Audi logo on the rear wing of the car of Lucas di Grassi, Audi Sport ABT Schaeffler

Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images

 ポルシェはレッドブルとのパートナーシップ提携に向けてプロセスを進めている一方で、アウディは既に必要な機関全てから参戦の承認を受けているものの、ポルシェほどF1参戦計画は進んでいない。

 motorsport.comの調べでは、アウディは現在アルファロメオブランドでF1に参戦しているザウバー買収を目指しているものの、オーナーであるフィン・ラウジングとの株式の75%取得に向けて交渉が続けられているという。

 VWグループの監査役会は、2022年4月7日の時点でポルシェとアウディのF1参戦を承認。取締役会の同意を得た上で、傘下の2ブランドによるF1参戦に向けた予算も確保していた。

 7月22日、VWグループのヘルベルト・ディースCEOが辞任を表明したことで2ブランドのF1参戦に暗雲が立ち込めた。

 しかし9月1日付けでポルシェAGでCEOを務めるオリバー・ブルームが後任となることが判明し、その疑念は解消された。ブルームはポルシェのF1参戦を支持する主要人物だった。

Additional reporting by Luke Smith

 
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