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アウディF1挑戦の第一歩。”初代マシン”R26がバルセロナでシェイクダウン完了。そのマシンの一部が明らかに

アウディが1月9日(金)に、スペインのバルセロナ-カタルニア・サーキットで2026年型マシンのシェイクダウンを完了。公開された画像から、いくつかのことが見えてくる。

Audi F1 Team shakedown

Power shift

Power shift

 アウディの2026年型マシンの走行映像が、SNS上で初めて公開された。カタルニア-バルセロナ・サーキットでのR26の走行映像が発信されたのだ。アウディはこれで、2026年用のF1マシンを走らせた、初めてのチームになったものと見られる。

 R26と名付けられたこのアウディのマシンは、同サーキットを数周にわたって走行。年間の2回許されているフィルミングデーを活用しての走行である。

 まず最初に、SNS上では新型マシンと称する低解像度の写真が拡散された。しかしこれは、ぼかし効果が施された、AI画像である可能性が高いと考えられた。

 ただその後、YouTube等にはサーキットの敷地外から撮影されたと見られる新型R26の走行シーンが複数投稿されている。そのうちのひとつはターン13を走るシーンであり、マシンまでの距離は遠いため不鮮明な部分も多いものの、いくつかの詳細を探るには十分であった。

 チームもその後、R26のティザー画像を公開した。しかしその細部は、巧妙に隠されていた。

 2026年のF1マシンは、レギュレーション変更により全幅が100mm短くなる。これは視覚的にも大きな変化だ。動画で確認できるマシンは、ノーズがわずかに持ち上がり、若干後退角がついたように見えるフロントウイングが取り付けられている。これは新しいレギュレーションが、フロントウイングが生み出す乱流を制御するように設計されているからだ。また翼端板には、フロントホイール付近の気流を制御するためのフットプレートなどが追加されている。

 フロントサスペンションは、プッシュロッドを採用しているようだ。前身であるザウバーは、2024年シーズンからフロントサスペンションにプルロッドを採用してきたが、これを一新した格好だ。

 2025年までのレギュレーション、つまりグラウンド・エフェクトカーでは、プルロッドを採用することで、マシンの前方が沈み込みにくいようにすること(アンチダイブ効果)が目指されていた。しかし2026年からのマシンは、グラウンド・エフェクトカーほどは車高に敏感ではなくなると予想されるため、今回アウディはプッシュロッドに”戻した”ということであろう。

 リヤサスペンションのジオメトリは判別しにくいが、こちらもプッシュロッド式のレイアウトを採用しているように思われる。2022年以前は、サスペンションの重量物を低い位置に搭載できるプルロッドを採用することがトレンドであった。しかしグラウンド・エフェクト効果を生み出すベンチュリ・トンネルのスペースを確保するため、サスペンションの機構をマシン上部に移す必要があり、それに伴ってプッシュロッド式が主流となっていたのだ。

 サイドポンツーンも興味深い。2025年までのレギュレーションでトレンドとなったのは、レッドブルが成功させたダウンウォッシュ(気流を下方に導く形)と呼ばれるサイドポンツーンの形状であった。しかしアウディR26は、サイドポンツーンはダウンウォッシュの傾向はあまり見られず、インウォッシュ(マシンの中央部分に気流を導く形)を採用している模様。これにより、車体後部のコークボトル部分(絞り込まれた部分)の効果を最大化しようとしているのだろう。気流をうまくボディに沿うように流すことができれば、リヤタイヤに気流が当たるのを避け、効果的に後方に向けて気流を導くことができるからだ。

 またリヤサスペンションは、トレンドだったシングルステーのモノではなく、ピラー2本で下面を支える形を採用したようだ。

 F1初参戦のアウディ。そのマシンのディテールはまもなく公開される予定。そしてその戦闘力もいかほどのものなのか、注目が集まる。

【ギャラリー】アウディF1”R26”シェイクダウン風景

マッティア・ビノット、アウディF1チーム

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アウディF1チーム

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