F1メカ解説|アストンマーティンF1の新しいフロントウイングを確認。その他のアップデートは金曜日明らかに!

アストンマーティンは、F1エミリア・ロマーニャGPに複数のアップデートを持ち込んだ。その詳細はまだ全て明らかになったわけではないが、フロントウイングには独自のデザインが取り入れられたことが分かった。

Aston Martin AMR24 front wing comparison

ジョルジョ・ピオラ【F1メカ解説】

Analysis provided by Giorgio Piola

 F1エミリア・ロマーニャGPは、今季のF1ではヨーロッパでの初戦。ファクトリーからも近いため、複数のチームがアップデートを持ち込んでいる。アストンマーティンもそのひとつで、まだ全容は明らかにはなっていないものの、フロントウイングには独特の処理が施された。

 メインの写真を見ると分かる通り、アストンマーティンはフロントウイングの最も上のフラップを3分割。最も内側のエレメントと、最も外側のエレメント、メインのエレメントを分けた構成にし、メインのエレメントと外側のエレメントの接続部分に、V字型の切り込みを設けた(メイン写真の◯の中の赤い矢印の部分)。

 このV字の切り込みの部分は、タイヤの内側のサイドウォールとほぼ同じ位置になっている。これを考えると、ダウンフォースの発生に過度の悪影響を与えることなく、より多くのアウトウォッシュを生み出す手法だと考えられる。

 また、フロントウイングの翼端板にも変更が加えられた。以前のタイプでは、各フラップの最も外側の部分が、アウトウォッシュを生み出す様に外を向く様になっていたが、新しいモノは3枚のフラップとの接続部が集約されるようになった。これにより、この箇所が持つ機能が変わったと見るべきだろう。

Aston Martin AMR24 front wing detail

Aston Martin AMR24 front wing detail

Photo by: Giorgio Piola

 フロントウイングの中央部分も変更されている。メインプレーンの位置が変えられたことで、ノーズ先端の形状を若干変更。これまではメインプレーンの後端が1枚目のフラップの僅か後方に存在していたが、新しいバージョンではメインプレーンがフラップの僅かながらも前にあるようだ。

 このノーズの変更に際し、チームはこの部分を覆うパネルを変更。ドライバー冷却用の開口部を組み込むことができる、小さなパネルが存在している。

 また、フラップとメインプレーンを繋ぐブラケットのレイアウトも変更。従来はノーズの左右に2本ずつブラケットが存在していたが、新仕様ではノーズ左右のブラケットが1本ずつになる、そのぶん中央に太めのブラケットが追加されている。

 なおアストンマーティンは、新しいフロアやサイドポンツーン、エンジンカバーなども変更するモノと見られる。その全ては、金曜日に明らかになるはずだ。

 

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