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デビュー戦のピエトロ・フィッティパルディ、PUコンポーネント交換でグリッド最後尾に

ピエトロ・フィッティパルディは、パワーユニットコンポーネント交換のペナルティによってF1デビュー戦をグリッド最後方からスタートすることになるようだ。

Sparks kick up from Pietro Fittipaldi, Haas F1 Haas VF-20

写真:: Charles Coates / Motorsport Images

 バーレーンGPで負傷したロマン・グロージャンに代わって、ハースからサクヒールGPに出走するピエトロ・フィッティパルディ。彼にとっては今回がF1デビュー戦となるが、パワーユニット(PU)のコンポーネントを交換することにより、グリッド最後尾からのスタートとなるようだ。

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 フィッティパルディはグロージャンのPUコンポーネント使用状況を引き継ぐ形となっているが、土曜日のFP3を前にエナジーストア(ES)とコントロール・エレクトロニクス(CE)を新調。どちらも年間使用基数である2基を上回る3基目となった。

 これによりフィッティパルディには、それぞれのコンポーネントに対して10グリッドの降格ペナルティが科されることになる。これにより、フィッティパルディは自動的にグリッドの最後方からスタートすることを余儀なくされた。

 コース上でレーシングカーを走らせること自体が久しぶりだというフィッティパルディは、3回行なわれたフリー走行をそれぞれ19番手、18番手、19番手で終えた。彼は初日を終えて次のようにコメントしていた。

「F1マシンをドライブするのは1年ぶりだし、サーキットで何かをドライブするのも8ヵ月ぶりだ」

「一歩一歩確実に、集中して冷静に過ごした。今日はとても満足しているよ。チームは何から何まで僕を助けてくれた。エンジニアもメカニックも素晴らしい仕事をしてくれたんだ」

「唯一計画通りにいかなかったのは、FP1でロックアップをしてタイヤにダメージを与えてしまい、それ以上の走行ができなくなってしまったことだ。でも僕は冷静さを保ってFP2に臨み、計画通りの走行ができた」

 一方でハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、フィッティパルディがうまくチームに馴染んでいると評価したが、彼が2021年もリザーブドライバーとして働くかについて議論するのは時期尚早だと語った。

「ロマンの代わりにレースをしてくれと伝えてから、彼は本当によく準備をしてくれた」とシュタイナー。

「彼はしっかりと準備をしていたので、あとは週末がやってくるのを待って、共に進歩を遂げていくだけだった」

「彼が来年何をするつもりなのか、他のシリーズでレースに復帰するつもりなのかは分からない。そのことについては話し合っていないんだ。しかし、ピエトロはこの2年間我々と共に仕事をしたことで、チームにとって良き友人となったのは確かだ」

 

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