辣腕ブリアトーレ、アルピーヌの『メルセデス製PU採用』が加入条件だったと明かす
アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、チームに加わる唯一の条件は”メルセデス製のパワーユニットの採用”だったと以前の発言と矛盾する内容を述べている。
アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーとして活動しているフラビオ・ブリアトーレは、チームに加わる条件が「メルセデス製パワーユニット(PU)の採用」だったと話している。
かつてルノーF1を率いて”クラッシュゲート”を主導したことで悪名高くもあるブリアトーレは、2024年にアルピーヌのエグゼクティブアドバイザーに就任。彼が加わって以降のアルピーヌの大きな決断のひとつに、ルノー製PUを中止し、メルセデスのカスタマーとなることがあった。
連綿と続いてきたルノーのF1エンジンプロジェクトを終わらせるという判断は、2024年に当時ルノーCEOのルカ・デ・メオが下したものだが、開発拠点の従業員からは大きな反発を招くこととなった。
その当時、ブリアトーレにも批判の矛先は向いていたが、彼はその決定には関与していないと主張していた。
しかし最近になり、メルセデス製PUへの乗り換えは、ブリアトーレがアルピーヌにアドバイザーとして加わる上での必須条件だったということが、本人の口から明かされた。
「ルカ・デ・メオが私にチームへ加わる話をした時、条件はひとつしかなかった。それはメルセデス・ベンツのエンジンを使うことだ。プランBはなく、プランはひとつだけだった」
ブリアトーレはそう語る。
「メルセデス・ベンツのエンジンが絶対に欲しかった。カムバックする方法はそれしかなかった。なぜなら、今の状況では最高の人たちと組む必要があるからだ」
「メルセデスの人々とはすでに一緒に仕事を始めているが、とても有望だ。彼らとの協力のやり方には驚かされている。本当に素晴らしい関係だ。これこそ我々が求めていたものだ。私は最高の相手と話がしたかった。二番手には興味がない」
Flavio Briatore, Alpine Team Principal
Photo by: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
2026年以降の新レギュレーションにおけるPU勢力図がどうなるかは、まだ明らかではない。しかしメルセデス、そしてマクラーレンと同じパワートレインを使うことで、アルピーヌにもはやPU性能不足からくる言い訳の余地がなくなったとブリアトーレは語る。
そして2025年シーズンの早期から、2026年マシンの開発に集中したことで、チームはパフォーマンス向上にむけて自信を深めているようだ。
「もし2025年型マシンの開発を続けていたら、(コンストラクターズランキング)10位ではなく9位で終われたかもしれない」と、ブリアトーレは言う。
「私は毎レース、『今回は(PUで)どれだけのビハインドがある?』と聞いていた。このレースでは? コンマ4秒。次は? コンマ3.5秒。また次は? コンマ5秒、とね。そして昨年は、コンマ3秒の差の中に14台がひしめいていた。つまり、2025年型を改善しようとしても、エンジンはどうせ同じままなのだから、もう忘れてしまおうという結論になった。そこで2025年の開発を止め、すべてを2026年に投入したんだ」
「少なくとも、レースに来て『どれだけ不利なのか』と聞く必要はもうない。エンジンの話も、ギヤボックスの話も、誰もしなくなった。少なくとも、この2つについては、もう気にする必要がなくなったんだ」
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