F1
2024年のF1タイトル争い、鍵を握ったのは“フレキシブルウィング”? フェラーリ代表が指摘「少し不満」
2024年シーズンのF1ではフレシキブルウイングが大きな話題となり、フェラーリのフレデリック・バスール代表はそれがタイトル争いの結果を分けたと考えている。

Jake Boxall-Legge
編集: 2025/01/05 9:16
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Oscar Piastri, McLaren MCL38, Charles Leclerc, Ferrari SF-24, Lando Norris, McLaren MCL38
写真:: Sam Bagnall / Motorsport Images
フェラーリでチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、フレシキブルウイングの登場と、それに対して強硬なアプローチを取らなかったFIAの決定が、2024年のコンストラクターズタイトル争いに大きな影響を与えたと主張した。
2024年シーズンのF1でフェラーリとレッドブルの2チームは、マクラーレンとメルセデスが明らかにフロントウイングの柔軟性を利用して空力的なアドバンテージを得ているとして、FIAに説明を求めた。
FIAはベルギーGPでフロントウイングを監視するカメラを導入したものの、各チームのウイングデザインには満足していると表明。その後、現行フロントウイングの荷重テストには変更を加えないとした。
関連ニュース:
フレキシブルウイングがタイトル争いにおいて決定的な要因になったのか? との質問に対してバスール代表は「そう思う」と答え、フェラーリが決定までの時間や予算制限の影響により、即座に有効活用できなかったことにフラストレーションを感じていると説明した。
「これに関しては少し不満がある。明確なパフォーマンス要因なのに、合法かどうか決定まで2ヵ月も待たされるんだからね」とバスール代表は言う。
「予算の上限を常に念頭に置く必要がある。つまり予算を効率的に使う必要がある」
「開発を始めて最終的にダメだった場合、60万ユーロ(約1億円)をドブに捨てることになる。2年前にレッドブルと話し合いを行なったが、50万ユーロ(約8100万円)を捨てるだけではなく、1億5000万ユーロ(約243億2000万円)のうちの50万ユーロを燃やすということだ」
McLaren MCL38 rear wing detail
Photo by: Giorgio Piola
「人件費やレース費用、あれやこれやがあって、最終的には開発費。開発にはこれだけ費やすことができるということになる。300万か400万の開発費のうちの50万だ」
「しかし、小さな数字であったとしても、50万を無駄に費やせば、他に使うことはできない。確かに、その時私にとってはストーリーの重要なところだった」
バスール代表は、いかに2024年シーズンのタイトル争いが僅差だったかを考えると、フレキシブルウイングによる性能向上はたとえ小さくても順位を大きく上げることに寄与していたという。
フェラーリのフレキシブルウイング導入は、シンガポールGPのアップデートパッケージの一部だったと考えられている。この遅れは、スペインGPのアップデートが失敗に終わったことよりもタイトル争いに大きな打撃を与えたのではないかと訊かれたバスール代表は、次のように答えた。
「競争が厳しくなればなるほど、ディティールに気を配るようになるのは事実だ。0.6秒の差があった時に、細部にまで注意を払うかどうかは分からない」
「しかしモンツァのように、0.1秒差以内に4〜5台がひしめくようなレースでは、フレキシブルウイングがあるのとないのとでは、確かに大きな違いが出てくる」
「おそらく、レギュレーションが厳しく、開発するのが簡単ではないという事実と、タイトル争いがますますタイトになっているという事実の結果だと思う」
「(フロア以上にフレキシブルウイングを持たないことが大きな影響を及ぼしたかどうかは)シーズンをやり直すことができないから、分からない。同じアプローチにはならない」
「それは分かっていたことのひとつで、決断を下す上で後手に回った。もうひとつは開発で、こうした問題が発生するとは思っていなかった。ウイングは数学的なアプローチなのだ」
関連ニュース:
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 レッドブルF1重鎮、昇格ローソンは絶対王者フェルスタッペン挑戦を諦めるべきと示唆「勝てない相手だと受け入れる必要がある」
次の記事 ピアストリ、2025年はF1タイトル挑戦の年になる? 「道具は揃っている。あとはそれを常に活用しなくちゃ」

More from
Jake Boxall-Legge

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に
General
General
13 時間前
FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

俺のドライビングが悪いわけじゃなかった! ラッセル、PUソフト不具合が苦戦の原因と判明しホッと胸撫で下ろす
F1
F1
ハンガリーGP
21 日前
俺のドライビングが悪いわけじゃなかった! ラッセル、PUソフト不具合が苦戦の原因と判明しホッと胸撫で下ろす

ハミルトン、ベルギーでの4位は「全面的に僕の責任」。FP3でのクラッシュが負のスパイラル呼び込む
F1
F1
ベルギーGP
22 日前
ハミルトン、ベルギーでの4位は「全面的に僕の責任」。FP3でのクラッシュが負のスパイラル呼び込む
最新ニュース

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に
機能
General
ライブテキスト
評価
機能
General 13 時間前
FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 15 時間前
F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る

予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 16 時間前
オランダGP
予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 21 時間前
ベルギーGP
海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録