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フォースインディア、新オーナーの”粋な計らい”で債権を完済へ

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フォースインディア、新オーナーの”粋な計らい”で債権を完済へ
執筆:
2018/10/17 9:46

フォースインディアは、新オーナーとなったレーシングポイントの資金により、抱えていた債権を完済できるようだ。

 レーシングポイント・フォースインディアとして心機一転、F1参戦を継続しているチームは、新オーナーの資金と大胆な行動により、抱えていた債権を完済する目処が立ったようだ。

 今年7月、破産申請により新オーナーを求めたフォースインディアは、ローレンス・ストロール率いる投資家コンソーシアムにより救済された。

 新オーナーは新しいオーナー企業としてレーシングポイントを立ち上げ、フォースインディアはF1に新チームとしてエントリーし直す形となった。しかしその前に、投資家たちは旧チームが抱えていた債権に対し、9000万ポンド(約132億円)を投じて返済を行ったようだ。

 この額はチームのドライバーであるセルジオ・ペレスやメルセデスを含む、すべての債権者が債務の全額を受け取るのに十分な額だった。

 しかし元々のオーナー企業だったオレンジ・インディア・ホールディングスが管財人の管理下に置かれているため、投入された資金は法的手続きの間留保されることになり、債権者に返済されるまでに数カ月ないし数年かかってしまう可能性があった。

 ところがレーシングポイントは法的手続きが進むのを待たず、債権を引き継ぐという異例の行動をとった。これにより、レーシングポイントは一時的に多くの資金を失うものの、債権者はすぐに返済金を受け取ることができる。法的手続きが完了した際には、追加で支払われた資金がレーシングポイントに戻ることになるだろう。

 チーム代表のオットマー・サフナウアーは「現在のオーナーが債権者のため、すべてのリスクを負っていることに言及するのは、重要なことだ」とmotorsport.comに語った。

「債権者がすぐに払い戻しを受けられるように、追加の資金が投入されている。本来、その返済には1年か2年かかってしまう可能性があったのだ」

「ローレンス・ストロールは、我々を支えてくれたサプライヤーに対し、正しいことをしたいと思っていた。そういったサプライヤーの多くは、我々だけでなくパドック内の他のチームにもパーツを供給している」

「だからローレンス・ストロールは、借金の全額がタイムリーに返済されると保証することにより、そういったサプライヤーを大事にすることが正しいと考えたのだ」

 サフナウアーは、チームが新オーナーに売却されてから2カ月足らずの今週中に、返済が完了できるかもしれないと示唆した。

「我々はそれ(返済)を進めている。10月の中旬までにはそれが100%、少なくとも95%までは完了することになっている」

「通常、それは管財人の管理下では起こり得ないことであり、言及しておくべきことだ。私が感謝することではないかもしれないが、すべての債権者は通常より早く返済を受け取ることができる。心配することは全くないんだ」

 サフナウアーは、新オーナーが直接F1に関与してくれていることに、感銘を受けたようだ。

「彼(ローレンス・ストロール)は間違いなく周りのやる気を引き出す人物だ。彼とは直接、はっきりと話ができるので良い方向に向かうことができる。彼は我々に高い期待を持っているが、それは問題ない。期待されるのは嬉しいことだ」

「我々はその期待に応えられるよう一生懸命努力している。ローレンス・ストロールの良い所は、彼が考えていることを率直に伝えてくれるところだ。彼は裏表がないんだ」

「彼は我々の話に耳を傾けてくれるし、彼と討論することもできる。そして良い結論が出せるんだ。でも一度決断が下されれば、我々はそれを達成しなければいけないがね」

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この記事について

シリーズ F1
チーム フォースインディア
執筆者 Adam Cooper