元マクラーレン代表のウィットマーシュがアストンマーチンに加入「F1チャンピオン獲得のための新たなステップ」
かつてマクラーレンのチーム代表を務めたマーティン・ウィットマーシュが、アストンマーチンのグループ・チーフ・エグゼクティブ・オフィサーとして、F1に戻ってくることになった。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
1984年から2014年までマクラーレンに在籍し、F1チームのCEOやチーム代表を務めたマーティン・ウィットマーシュが、アストンマーチンの新しいパフォーマンス・テクノロジー部門のリーダーとして、F1に戻ってくることが発表された。
ウィットマーシュはF1を去った後、技術系スタートアップ企業であるBAR Technologies社の会長や、Offshore Wind Growth Partnership社で同様の役割を果たすなど、様々なプロジェクトに携わっていた。また、ルイス・ハミルトンがモータースポーツにおける多様性向上を目的として立ち上げた、ハミルトン委員会にも深く関わっている。
ウィットマーシュは、アストンマーチンの新しいパフォーマンス・テクノロジー部門のリーダーとして起用された。この部門はアストンマーチンが持つF1およびロードカーの技術を、重要なセクターに分散させることを目的としているという。
アストンマーチンのローレンス・ストロール会長は、ウィットマーシュの起用は、F1チームをワールドチャンピオンにするための新たなステップであると述べている。
「マーティンはリーダーシップを発揮し、アストンマーチン・パフォーマンス・テクノロジーズとその子会社の新たな戦略的方向性の設定において、私を支援してくれる」
「その中には、今後4~5年のうちにアストンマーチンをF1で優勝できる組織に変革し、同様の期間に10億ポンドのビジネスに発展させるという重要な目標も含まれている」
「マーティンは、モータースポーツ、自動車、航空宇宙、海洋、再生可能エネルギーの各分野で、長く成功し、注目を集めてきた。さらに、彼はF1での実績もある。彼は、私やシニアマネジメントチームと協力して、トラックの内外で将来の成功へと導き、鼓舞する仕事に最適な人物だ」
ウィットマーシュは、ストロールのビジョンに惹かれてアストンマーチンに入社し、ワールドタイトルの目標が長期的に実現可能であると感じたと述べた。
「私は、ローレンスとは長年の知り合いだし、尊敬している。彼の優れたビジネスセンスと無尽蔵ともいえる野心には、いつも感心させられている」
「同様に、私は常に”チーム・シルバーストーン”を尊敬してきた。これまでの様々な変遷の中で、しばしば自分の体重以上の力を発揮してきたアストンマーチンが今、かつてないほどのパンチ力を手にしたと言えるだろう」
「ローレンスは単純明快に、アストンマーチンをF1ワールドチャンピオンにしようとしている」
「私は、それが完全に達成可能な目標であると確信していなければ、それに加わることはなかっただろう」
「私はF1で勝つために何が必要かを知っている。ローレンスのリーダーシップに触発され、スタッフのスキル、情熱、決意に支えられて、私はチームをローレンスが目指す勝てる組織にするために、できる限りのことをしたいと思っている」
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