元メルセデス代表、アストン・ホンダの復活に期待「絶対に過小評価しない。歴史は繰り返される」
元メルセデス代表のノルベルト・ハウグは、アストンマーティンのエイドリアン・ニューウェイを軽視するのは時期尚早だと語った。
元メルセデス代表のノルベルト・ハウグは、プレシーズンテストで大いに苦しんだアストンマーティンについて、天才デザイナーのエイドリアン・ニューウェイやホンダの底力を軽視していないようだ。
ハウグは、1990年から2012年までメルセデス・ベンツのモータースポーツ活動を担当。とりわけ、メルセデスのF1復帰に深く関わっていた。最初はザウバーのエンジンサプライヤーとして、そして1995年からマクラーレンのパートナーとして、F1に参画していたメルセデスの中心人物だった。
その職務の中で、彼はウイリアムズで実績を残したデザイナーであるニューウェイの獲得に関わった。1997年に”空力の鬼才”を獲得したマクラーレンは、1998年にコンストラクターズタイトルを獲得。ミカ・ハッキネンはニューウェイのマシンで2度ドライバーズタイトルを獲得した。
David Coulthard talks with Adrian Newey and Mika Hakkinen in the McLaren pits
写真: Rainer W. Schlegelmilch / Motorsport Images
ニューウェイはマクラーレンを経て、2005年にレッドブルと契約。2024年にそのレッドブルを離れ、2025年にアストンマーティンに加入した。
ハウグは、アストンマーティンが2026年シーズンに向けて劇的、かつ厳しいスタートを切ったと認めたが、すぐに次のように付け加えた。
「私は彼らを過小評価したりはしない。その意味では、歴史は繰り返されるのだ」
アストンマーティンの不振は、パワーユニット(PU)サプライヤーであるホンダがまだ万全の状態にないことも一因である。しかし、状況はすぐに変わる可能性があるとハウグは考えている。
「ホンダは過去、いくつかの完全な失敗を経験してきたことは周知の事実だ。しかし、彼らは決して諦めることはなく、組織を再編してより強くなって戻ってくる。私は決して彼らを見限ったりはしない」
「特にホンダは、一夜にして山をも動かす力がある」とハウグは言う。
「だからこそ、彼らが長く後方に留まることはないだろうと思う。メルボルン(開幕戦)では優勝候補ではないが、大きな前進を遂げることを期待している」
ハウグはアストンマーティンAMR26自体については、見た目は気に入っているものの、まだ決定的な判断を下すことを望んでいない。
「現段階では、確固たる結論を出すことは不可能だ」
「非常に印象的なソリューションがいくつか見られる。例えば、リヤサスペンションはリヤウイングのピボットポイントに取り付けられているが、これは今まで見たことがない」
「しかし、このマシンには走行距離が不足している。より多くの走行を完了するまでは、アストンマーティンの競争力を実際に評価することは誰にもできないだろう」
したがってハウグは、アストンマーティンもニューウェイも、まだ有力候補から除外するには時期尚早だと考えている。
「私はエイドリアン・ニューウェイと長い間仕事をしてきたが、ある時、残念ながらまったく使用不可能な車を作ってしまったことがある。その時は結局、前年のシャシーに頼らざるを得なかった。しかし、ニューウェイは常に限界に挑戦している。私は、彼らを絶対に過小評価つもりはない」
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