豪州の大規模山火事、その被災者支援のため……F1チャリティオークション開催
F1は、壊滅的な被害を出しつつ現在も延焼を続けているオーストラリアの山火事で被災した人々を支援するため、チャリティ・オークションを行なうことになった。

オーストラリアでは、昨年9月に発生した山火事が今も鎮火することなく燃え続けており、甚大な被害を生んでいる。この火事による被災者を支援するため、F1はチャリティオークションを行なうことを決定した。
このオークションには、チームやドライバーの協力の下、様々な商品が出品される予定だ。1点限りの商品はもちろんのこと、”プライスレス”な体験も用意されるようだ。
オーストラリア人F1ドライバーのダニエル・リカルド(ルノー)は、レーシンググローブとシューズを出品。ハースのケビン・マグヌッセンは、オーストラリアGPで使う予定のヘルメットを提供している。またレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンとマックス・フェルスタッペン、そしてハースのロマン・グロージャン、トロロッソのダニール・クビアトらは、レーシングスーツを出品予定としている。
また多くのチームは、オーストラリアGPの際にドライバーや関係者と共にひと時を過ごす権利を用意している。そのリストは下記の通りだ。
メルセデス:ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタス、トト・ウルフ
レッドブル:マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン
マクラーレン:ランド・ノリス、カルロス・サインツJr.
レーシングポイント:セルジオ・ペレス、ランス・ストロール
ウイリアムズ:ジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィ、クレア・ウイリアムズ
フェラーリ:マッティア・ビノット
また、オーストラリアGPで、FIAのセーフティカーによるホットラップに同乗したり、同グランプリ期間中にレースコントロールを訪問する権利も手にすることができる。また、F1のスポーティング面のマネージング・ディレクターを務めるロス・ブラウンと食事をする権利も用意されている。
マクラーレンとルノーは、ファクトリー見学ツアーを準備。ルノーはさらに、ルノー・スポール・アカデミーでトレーニングを行なうチャンスもオークションにかける。ピレリも、パドッククラブをこのオークション用に準備している。
オークションは本日1月22日から開始され、F1公式サイト(https://www.f1authentics.com)で2月9日まで開催される。
全ての収益は、オーストラリア赤十字、ビクトリア州消防局、地方および地域再生財団、WWFオーストラリア野生生物および自然回復基金に分配される。
2019年9月から多発化し、2020年1月に入ってもなお続いているオーストラリアの森林火災。この大災害によって、1000万ヘクタール以上が燃え、2000軒以上の家が破壊され、10億頭以上もの野生動物と29人の命が奪われている。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、すでに50万ドル(約5500万円)を慈善団体に寄付することを表明。広く寄付を呼びかけている。
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