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タイヤ戦争が復活したら……F1にとって”有害”? チームは悪影響を懸念

F1チームは、タイヤ戦争が復活した場合、それに対応する能力がなく、レースにとっても悪影響があると考えているようだ。

Pirelli technicians work on some tyres

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1は2007年からタイヤサプライヤーを1社に絞り、ブリヂストンがタイヤを独占供給。2011年からピレリがその責任を引き継ぎ、F1側からの要求に応じて性能劣化の激しいタイヤをF1に供給してきた。

 F1はコスト削減とレースの質を向上させるため、2021年にレギュレーションの大幅な見直しを予定している。それに伴い、ホイールが18インチ化され、タイヤウォーマーが禁止される。

 その中で、オーバーテイクを促進するために、複数メーカーによるタイヤ開発競争の復活を検討すべきだという声も一部であがっているようだ。

 ピレリは入札を勝ち取ったことで2023年までタイヤを供給することになっているが、F1が複数のタイヤメーカーと契約するのなら、ライバルたちと戦うことを検討するとコメントしていた。

 一方でチームは、タイヤ戦争の復活がF1にとって適切な選択肢ではないと考えているようだ。レッドブルのチーフエンジニア、ポール・モナハンは次のように述べた。

「現代のF1には、複数タイヤサプライヤーというモデルがうまくフィットしていない」

「毎週タイヤテストをしているわけではないし、タイヤ自体はパフォーマンスの主な差別化要因ではない。だから現時点で、単一のタイヤサプライヤーが我々の作業理念に合っているんだ」

「もし複数のタイヤサプライヤーが来たら、今テーブルの上にあるもの全てが変わるだろう。各車の差が縮まるのか、広がるのかは分からない」

「現時点で、我々はその道を進む能力を持っていない」

 レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンドリュー・グリーンは、タイヤ戦争がF1にとって有害だと確信しているようだ。

「複数のタイヤサプライヤーは、各車の差を縮めてショーを改善しようとする精神に反すると思う」と、グリーンは語った。

「タイヤへのリスペクトを持っている者と持っていない者が生まれるだろう」

「今は全員が同じタイヤを使っている。グリッドの上位下位に関わらず、みんなが同じ仕事ができるんだ」

「タイヤについて最善を尽くしたチームが、その報酬を得るべきだと思う。だから正直に言って、ショーにとっては正しい方法ではないと思う」

 2001〜06年には、ブリヂストンとミシュランがタイヤ戦争を繰り広げていた。フェラーリはブリヂストンとの強力なパートナーシップの後押しもあり、2002年に17戦15勝、2004年に18戦15勝を挙げている。

 マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、この時期を例に挙げて「タイヤ戦争が最も激しく繰り広げられていた時期でさえも、時にひとつのチームがシーズンを通じて支配していたことを忘れてはいけない」と警告した。

「だから、私はそれが解決策だとは確信できない。FIAやFOMと共に、チーム間で来年と2021年のタイヤのターゲットが何であるかを明確に定義するのに時間をかけることが、今もっとも重要なのだ」

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