ベッテル、ありがとう。別れを惜しむF1パドックの約200名とトラック・ラン
F1パドックの約200人が土曜日夜のヤス・マリーナ・サーキットに集結。セバスチャン・ベッテルとトラックを走り、彼のキャリアを祝い、別れを惜しんだ。
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
今季限りでF1を引退するセバスチャン・ベッテルは、最後の決勝レースを前に、F1パドックで働くすべての人のために『ラン・ウィズ・セブ』と呼ばれるグループトラックランイベントを企画した。
土曜日夜に行なわれたこのイベントには約200人が参加し、ベッテルはランニングやウォーキング、コースを周るツアートラックの荷台に乗るなどの形で、ベッテルと交流した。
ベッテルは、親交が深いミック・シューマッハー(ハース)と一緒にランニング。ふたりはヤス・マリーナ・サーキット1周の大半を共に走った。フェラーリのシャルル・ルクレールやF1のCEOであるステファノ・ドメニカリも、スタート地点で撮影された集合写真に収まっている。
参加者には『Danke Seb(ありがとうセブ)』というメッセージと、2013年インドGPでタイトル4連覇を達成し、レッドブルRB9の前で頭を下げているベッテルのグラフィックが描かれたTシャツが配られた。
「自分のペースで走って。気楽に、好きなように走る。一緒にやるって素晴らしいことだ」
ベッテルはトラック・ランの開始に先立ち、そう語った。
「F1にありがとう。そしてパドックにいるすべての人に感謝している。1年を通してずっと一緒に旅をしているんだから、みんなを招待するのはいい考えだと思ったんだ」
彼の父であるノルベルトは、iPodをサーキットのPAシステムに接続して音楽を流し、ベッテルは最後まで残ってゴールした人々に拍手を送るとともに、参加者と談笑し、写真撮影に応じ、Tシャツやパスにサインをした。
彼が所属するアストンマーチンは、トラック・ランに先立ち、パドックで特別なドリンクイベントを実施。「Grazie Seb」(イタリア語でありがとうセブ)と書かれた特注のペローニ・ビールのボトルを用意した。また、ベッテルが長年にわたってF1に貢献してきたことを感謝し、人々がサインやメッセージを残せるプラカードも用意された。
ベッテルがF1に携わる全ての人々に愛されてきたことを示すように、古巣であるレッドブルとフェラーリも、彼のためにイベントを用意していた。
フェラーリはベッテルにサイン入りエンジンカバーをプレゼントし、その際にベッテルはイタリア語でチームに語りかけた。レッドブルも小さなイベントを開催してサイン入りリヤウイングエンドプレートをプレゼントした。
偉大な王者、ベッテルのF1キャリアはパドック全体からの愛と共に、締めくくられようとしている。
Sebastian Vettel, Aston Martin, is joined on a run around the circuit by Mick Schumacher, Haas F1 Team, well wishers as part of his farewell at his final Grand Prix
Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments