F1、2021年シーズンのカレンダー最新版を発表。年間レース数は22レースに減少
F1は、2021年シーズンの最新カレンダーを発表し、年間レース数を22レースに変更。11月下旬に、開催地未定のレースが残されている。
F1は2021年シーズン、23レースの開催を計画していたが、新型コロナウイルスのパンデミックとそれに伴う渡航制限により、カレンダーの変更を繰り返してきた。8月28日にはその最新版が発表され、年間レース数が22戦に減少した。
カナダGPやシンガポールGP、オーストラリアGPに続き、今月半ばには日本GPの開催中止が決定。またシーズン後半に開催予定のいくつかのイベントにも、疑問符がついた状態だ。
土曜日の朝、スパ・フランコルシャンで行なわれたチーム代表とのミーティングの後、F1は最新のカレンダーを発表。レース数を22戦に削減することを決めた。
そのうち、11月19日から21日に行なわれるレースは、開催地がTBC(確認中)となっているが、この枠は中東での開催が有力視されており、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットが最有力候補とされている。カタールでのF1初開催が実現しない場合は、今季2レース目となるバーレーンでの開催が選択肢となる。
トルコGPも以前から1週間開催が後ろ倒しとなり、本来日本GPが開催される予定だった週に予定されている。これは、F1チームの多くが拠点を置くイギリスの政府がトルコを渡航国のレッドリストに入れているためだ。過去10日間に渡航レッドリストに載る国に滞在した場合、イギリスに入国するためにはホテルで10日間の隔離期間を過ごさなければならないのだ。
イギリス政府は9月16日にこのリスト更新を行なう予定だが、トルコGP前後の日程を空けることで、レッドリストによる隔離義務を回避。トルコGPの開催をより確実なものにすることができるのだ。
それでもトルコGPが開催できなかった場合には、昨年F1を初開催したムジェロでのレースも候補に挙がっているようだ。
トルコと同様、メキシコとブラジルもイギリス政府の渡航レッドリストに載っており、カタールGPを経由することでレッドリストによる影響を回避することができる。
ただ、新型コロナウイルスの感染者と入院者数が急増しているオースティン(10月24日決勝のアメリカGP開催地)も含め、まだまだカレンダーに変更が出てくる可能性は捨てきれない。
2021年F1開催カレンダー
日程 |
変更前 |
変更後 |
8月29日 | ベルギーGP | ベルギーGP |
9月5日 | オランダGP | オランダGP |
9月12日 | イタリアGP | イタリアGP |
9月19日 | ||
9月26日 | ロシアGP | ロシアGP |
10月3日 | トルコ GP | |
10月10日 | 日本GP→中止 | トルコGP |
10月17日 | ||
10月24日 | アメリカGP | アメリカGP |
10月31日 | メキシコGP | |
11月7日 |
ブラジルGP | メキシコGP |
11月14日 | ブラジルGP | |
11月21日 | TBC(候補カタールGP/バーレーンGP2) | |
11月28日 | ||
12月5日 | サウジアラビアGP | サウジアラビアGP |
12月12日 | アブダビGP | アブダビGP |
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