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盛り上がり見せるフォーミュラE……F1の完全電動化は実現する?

FIAのジャン・トッド会長は、F1が今後数十年は電動化しないだろうという見解を示した。

Max Verstappen, Red Bull Racing RB15 leads Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W10 and Sebastian Vettel, Ferrari SF90 at the start of the race

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 電動化されたフォーミュラカーのカテゴリーとして、フォーミュラEは急成長を遂げている。今やポルシェやメルセデスといった各国のメーカーがこぞって参戦を開始し、盛り上がりを見せているフォーミュラEは、2020-2021年シーズンからFIAの世界選手権になることが発表されたばかりだ。これはF1やWEC(世界耐久選手権)などと同格のシリーズになることを意味する。

 ただFIA会長のジャン・トッドは、F1が将来的に電動化されることについては懐疑的だ。一方でハイブリッドエンジンの継続使用に焦点を当てており、エネルギーを再利用したり、持続可能性の高いバイオ燃料を活用したりすることで、より環境に優しいエンジンを目指しているという。

「現時点で、F1はハイブリッドエンジンのみを検討している」とトッド会長は語った。

「FE(フォーミュラE)が今のF1になることは想像がつかない。時速300キロで走れる(電動)レーシングカーは今のところないからだ」

「もしそういう時代が来たとしても、それは数十年先になるだろう」

「今日のハイブリッドエンジンは正しい選択だと思う。次のステップは、より環境に優しい燃料を確保することだ」

 メルセデスF1チームでエンジン部門の責任者を務めるアンディ・コーウェルも、トッドと同じ見解を持つひとりだ。コーウェルはF1が持続可能なバイオテクノロジーの発展に貢献するだろうと考えている。

「水素によるソリューションを用いた場合、F1マシンは今よりも重く、大きなものになるだろう。その時点でF1としての側面を失ってしまうと私は考える」とコーウェルは語った。

「したがって、2021年に向けて我々が取り組んでいるステップが非常に重要だと思う。もし持続可能な燃料を100%使用したエンジンを開発できれば、大量の二酸化炭素を置き換えることができる」

「熱効率60%のエンジンを作ろう。そして地球上のあらゆる資源をそのまま残していこう。それは内燃機関をなくすことを意味しない」

 またF1のCEOを務めるチェイス・キャリーは次のように持論を語った。

「電動化は解決策のひとつだと思う。しかし、それはそれでいくつかの問題を抱えている」

「ハイブリッドエンジンは今後、最も重要なものになりうるだろう。そして我々は燃料、燃料技術、エネルギー回生などの新たな施策を通して、環境に優しい空間を作り上げることができる」

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