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コラピントのメッセージは届かず……鈴鹿での高速クラッシュ、すれ違いは1ヵ月後のマイアミで解消?

アルピーヌのフランコ・コラピントは、日本GPでのクラッシュを巡るオリバー・ベアマンの反応に「満足していない」と語った。

Franco Colapinto, Alpine, Oliver Bearman, Haas F1 Team

 F1日本GPで起きた、フランコ・コラピント(アルピーヌ)とオリバー・ベアマン(ハース)のクラッシュは、2026年のレギュレーションの問題点を浮き彫りにした一件となった。

 ベアマンは鈴鹿サーキットのセクター2で、コラピントの約1秒後方を走っていたが、コラピントがエネルギー不足に陥ったことで両車が急接近。結果として約45km/hもの速度差が発生した。

 これによりベアマンは回避行動を余儀なくされ、左側の芝生に出た後スピンし、スプーンカーブのバリアに50Gの衝撃でクラッシュした。この事故は新レギュレーションの安全性に疑問を投げかけるものとなり、同時にコラピントにどの程度の責任があったのかも議論となった。

 

 当時17番手を走行していたコラピントは、自身を「ただのカモのような状態だった」と表現し、ミラーを見たときにはすでにベアマンが芝生でスピンしていたと説明。そのため、自身に非はないとの認識を示した。この見解はハースの小松礼雄代表も支持している。

「ターン13(スプーンコーナー)に入るまで、コラピントは常に安定した走りをしていました。だから、彼のせいではありません」

 小松代表はそう語った。

「前の周回でも、彼のスピードは全く同じでした。だから我々としては、状況を把握できていました」

「でも我々はあのコーナーで、より多くのパワーを投入していました。だから通常の周回でも、20km/hほどのアドバンテージがあったんです。だから彼(ベアマン)はそこを攻めようとしたんです。そしてブーストボタンを使いました。その時、速度差は50km/h(FIAは後に45km/hと確認)にもなったんです」

 統括団体であるFIAもこの件を調査し、最終的にコラピントに非はないと判断、ペナルティは科されなかった。

 しかしベアマンは異なる見解を持っている。日本GP直後は公に語らなかったが、4月初旬にポッドキャスト番組の『Up to Speed』に出演した際、次のように述べた。

「フランコはポジションを守るために、僕の前に動いてきた」

「昨年までなら限界ギリギリの行為といったところだろう。おそらく速度差は5~10km/h程度だっただろうから、許容範囲だったかもしれない」

「でも50km/h差もある中で、彼は僕に十分なスペースを残さなかった。僕は大事故になるのを避けるために回避行動を取る必要があった」

 彼はこのクラッシュを「受け入れられないもの」とも表現している。

 この問題は、サウジアラビアとバーレーンの中東2戦が中止となった影響で、約1ヵ月後のマイアミGPまで持ち越される形となった。

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 コラピントは「一番重要なのは彼が無事だったことだ」と述べ、レース後すぐにメッセージを送ったが返事はなかったと明かした。

「こういう状況では、後ろのドライバーの方が自分の速度やブースト使用量などすべて把握している。一方で前のドライバーはもっと見えない状況にある。今のF1では、ミラーを見た瞬間の次の瞬間には20メートルも詰められていることがある」

 さらにコラピントは「双方に責任があると思う」とし、その上で「自分はその場面で攻撃的な動きをしたわけではないし、それが原因でクラッシュが起きたとは思っていない。ただ彼が無事で良かった。彼のコメントには満足していないが、早く解決できればいいと思う」と語った。

 このコラピントの発言を受け、マイアミでベアマンは「正直、そのメッセージは見ていなかった」としつつも、「不運な事故だった。違う結果にもなり得たと思うけど、恨みはない」とコメントしている。

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