直近3戦で2勝……フェラーリ久々のチャンピオン獲得も夢ではない!? しかしバスール代表は慎重「まずは次のスパに集中しよう」
フェラーリが最近好調だが、それでチャンピオン争いに加われるかどうかは、まだ誰にも分からない。バスール代表は慎重な構えだ。
直近3戦中2勝を挙げたフェラーリ。しかしまだまだ浮き沈みが激しいため、今季チャンピオン獲得を狙えるかどうかを判断するのは時期尚早だと、チーム代表のフレデリック・バスールは考えている。
フェラーリがまさに絶好調である。バルセロナ-カタルニアGPで投入したアップデートが大成功し、ルイス・ハミルトンが同レースを圧勝。これはハミルトンにとってフェラーリ加入後初の勝利であった。また先日行なわれたイギリスGPでは、シャルル・ルクレールが優勝。ルクレールにとっても2年ぶりの優勝であった。
つまりフェラーリは、直近3戦のうち2勝を挙げているわけだ。しかもいずれの勝利も実力で勝ち取ったモノという側面が大きく、このままいけばチャンピオン獲得すら狙えるのではないかという声も上がりはじめている。
特にハミルトンは、母国イギリスGPを3位で終えたことで、チャンピオンシップリーダーのアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に32ポイント差まで迫った。コンストラクターズランキングではまだメルセデスに78ポイントの差をつけられているものの、今シーズンはまだ折り返し地点にも到達していない。
しかしバスール代表は、勝ったバルセロナ-カタルニアGPとイギリスGPの間に行なわれたレース……つまりオーストリアGPで惨敗したことを踏まえ、まだまだタイトル争いについて語るのは早すぎると慎重な構えだ。
「バルセロナでのレースの後、『フェラーリがチャンピオン争いに戻ってきた!』という意見を耳にしたよ。それについて私は『ノー』と答えた」
そうバスール代表は語った。
「その翌週には、フェラーリはやっぱりチャンピオン争いの中にいないと言われたけど、それにも『ノー』と答えたんだ」
「ファクトリーでも、全員に対して全く同じアプローチで臨んでいる。『みんな、良い週末だったね。さあ、次のスパに集中しよう。まだチャンピオンになったわけじゃない。かと言って、何もないわけでもない。一歩ずつ着実に前進している』と伝えるつもりだ」
さらにバスール代表はこう付け加えた。
「1レースや2レース良い結果だったり悪い結果だっただけで、結論を出すようなことは何もない。ただもっと上を目指し、より良い結果を出すことに集中するだけだ。それは私としても、ファクトリー全員にとっても同じことだ。チャンピオン争いについて報じるのが皆さんの仕事なのは分かっているけど、私はこれまで一度もそうしたことがない」
次戦ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンについてバスール代表は、シルバーストンと似た特性があるものの、依然としてメルセデスの優位があると考えている。
「正直なところ、メルセデスは純粋なパフォーマンスにおいて、依然として僅かに優位に立っていると思う」
そうバスール代表は説明した。
「今週末に行なわれたセッションを見れば、そのうち5セッション(実際には4セッション)は彼らが先行していた」
「今週末のスパは、また新たな挑戦になるだろう。天候もかなり違うだろうしね。我々は、ゼロからスタートしなければいけない」
「魔法のような方法はない。ひとつの週末で、0.5〜0.6秒もタイムを縮めるなんてことは考えられない。あらゆる場面で小さな改善を積み重ねていくことが、最終的には違いを生むんだ」
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