F1の“魔法”は失われていない! 若手ボルトレト、2026年マシンへ不満な先輩とは違う意見「今のマシンも運転していて楽しい」
アウディのガブリエル・ボルトレトは新世代マシンとなった2026年シーズンについて、F1の“魔法”は失われていないと主張しており、不満への気持ちを切り替えるべきだと語った。
アウディのガブリエル・ボルトレトは、2026年F1レギュレーションに対するドライバーたちの不満について「気持ちを切り替えるべき」であり、F1は依然として魅力的なカテゴリーであると強調した。
2026年からF1は新世代のマシンに切り替わったが、これまでは高ダウンフォースマシンによって高速コーナーを全開で駆け抜けることに慣れていたこともあり、2026年マシンでのエネルギーマネジメントの影響が大きくなったことに対してドライバーたちは大きな不満を表明してきた。
序盤戦のあと、マイアミGPではバッテリー消費を緩和するため、電力の使用(デプロイメント)に関するレギュレーションが変更され、電動パワーやブースト使用量が制限されたことで若干改善されたものの、その効果は限定的だった。
また2027年と2028年には、燃料流量の引き上げによって内燃エンジンの出力を段階的に増やすことで、エネルギーマネジメントの問題をさらに改善することが目指されている。
先日シルバーストンで開催されたイギリスGPでも、新世代のF1では特徴的な高速コーナーが充電場所となることなどに対し、批判の声が聞こえていた。マクラーレンのオスカー・ピアストリは「バッテリー切れによってコースの難しさが薄れてしまうのは悲しいことだ」と語っていた。
そんな評判の悪い新世代のF1マシンだが、ボルトレトは異なる見解を示している。彼は高速コーナーでのスピードは多少落ちたとしても、F1の「魔法」は失われていないと語る。
「このスポーツの魔法が失われてしまったとは思わない」
ボルトレトはそう語る。
「僕らは依然としてコプス・コーナーをアホみたいな速さで駆け抜けている。時速280kmだ。あのコーナーを回るには今でもアクセルを少し戻す必要があるんだ」
「簡単に全開で行けるわけではないし、『グリップを使い切れていない』という状態でもないんだ」
「もちろん昨年とはコンセプトは異なっている。でも僕が思うに、僕たち(ドライバー)は気持ちを切り替えるべきだ。これが今のレギュレーションなんだ」
Gabriel Bortoleto, Audi F1 Team
Photo by: Sam Bagnall / Sutton Images via Getty Images
さらにボルトレトは、ネガティブな意見を繰り返すよりも、現行規則が2030年まで続くことを受け入れるべきだと主張した。なお、F1では2031年から自然吸気V8エンジンへ回帰することも検討されている。
またボルトレトは、2026年型マシンはシャシー面では俊敏性が増しており、依然として運転を楽しめているとも語った。
「まだ文句を言っている人がいるなら、もう次のページに進むべきだ。僕が正しければこのレギュレーションは2030年まで続くんだからね」
「そして2031年に新しいレギュレーションになったら、その時また議論すればいい」
「でも、3年間ずっと同じ問題を話し続けることはできない。それが今あるレギュレーションなんだ」
「今のマシンも運転していて楽しい。確かに以前とは違う。でも、それに適応しなければならない。それが人生というものだ」
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