F1 ベルギーGP

角田裕毅ら抑え込んだガスリートレイン、やはり“先頭車両”はペラペラウイングだった「厳しいバトルだった。ぐっすり眠れそう」

ベルギーGPで10位に入ったピエール・ガスリーはレースの大半で後続にプレッシャーをかけられていたが、ダウンフォースの少ないリヤウイングを選択したことがディフェンスに役立ったと語った。

Ben Vinel

公開日時: 2025/07/28 7:49

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Pierre Gasly, Alpine, Oliver Bearman, Haas F1 Team, Yuki Tsunoda, Red Bull Racing Team

写真:: Peter Fox

 F1ベルギーGPで10位に入り、1ポイントを持ち帰ったピエール・ガスリー(アルピーヌ)。レース後半は常に2、3台のマシンが背後につくという厳しい展開であったが、最後までオーバーテイクを許さなかった。

 13番グリッドからスタートしたガスリーは、インターミディエイトタイヤを履く最初のスティントはポイント圏外の14番手を走っていたが、ライバルに先んじてドライタイヤに交換する作戦に出た。その結果、同じタイミングでピットに入ったルイス・ハミルトン(フェラーリ)らと共に大きく順位を上げることに成功した。

 ただ、11番手に上がったガスリーのペース自体は苦しく、レース後半に差し掛かると角田裕毅(レッドブル)やオリバー・ベアマン(ハース)らが追いついてきた。いわゆる“ガスリートレイン”は最大で5両編成まで膨れ上がり、業を煮やした一部のドライバーはトレインから離脱して追加のピットストップを行なった。

 入賞圏内を走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が2度目のピットストップを行なったことで、ガスリーは10番手に。その後も角田、ベアマン、そしてフレッシュタイヤで追い上げてきたヒュルケンベルグが最後の最後まで接近したものの、誰ひとりとしてガスリーの前に出ることはできず。結局ガスリーは10位入賞を果たし、貴重な1ポイントを手にした。

 ガスリーはレースを振り返り、直線重視でダウンフォースと空気抵抗の少ないリヤウイングを選択したことが功を奏したと語った。

「もし別のリヤウイングにしていたら、抜かれるだけのレースになっただろう。最終的にクルマのペースはなかったからね」とガスリーは言う。

「純粋なペースでは、彼ら(後続)の方が速かった。だからこそ、極端に薄いリヤウイングを選んで、少なくともストレートでの優位性を持たせて、あとはコーナーでミスをせずに生き延びる作戦にした」

「守りのレースになるのは分かっていたけど、正直あんなに多くの周回で、どんどんトレインの台数が増える中で守り続けることになるとは思っていなかった」

「本当に厳しいバトルだった。今夜はぐっすり眠れそうだ。おそらく、これまでで最も勝ち取るのが厳しいポイントだったと思う」

 戦略判断、天候の読みをバッチリ的中させ、苦しい状況の中でもポイントを獲得したガスリーとアルピーヌ。ガスリー本人も、そのチームワークに満足しているようだ。

「自分たちの戦い方には本当に満足している。コミュニケーションもそうだし、チームが僕に与えてくれるマシンも、たとえトップレベルの速さがなくても、与えられたパッケージの中で最大限の力を引き出せている」

「シルバーストンでもうまくいったし、今日もまた成功した。シルバーストンではチームワークが良かったし、今日はなんと言うか……『行ける』と思った時に勝ちに行くスイッチが入った感じだったね」

 

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