ノリスとクラッシュのガスリー「右に寄ろうとしたんだけど……」アロンソとの接触で既に操縦困難に
ピエール・ガスリーはF1マイアミGPでのランド・ノリスとの接触について、ノリスにスペースを与えようとしたが、マシンにダメージがあったため難しかったという。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
F1マイアミGPの41周目、ターン8の立ち上がりでランド・ノリス(マクラーレン)とピエール・ガスリー(アルファタウリ)が接触。ノリスはウォールにヒットしてその場でリタイア。ガスリーも後にマシンを止めた。
ガスリーは直前のターン7でワイドに膨らみ、ハースのミック・シューマッハーとケビン・マグヌッセンに交わされたが、続いてノリスにも交わされようかというタイミングで接触してしまった。スチュワードはこの件を記録したものの、ペナルティなどは科されなかった。
ガスリーは、マシンの右リヤが何か壊れたことでワイドに膨らんでしまったと説明しており、これがノリスと接触してしまった原因のようだ。そしてその右リヤのダメージに関しては、その1周前にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とターン1で接触したことによるものだと説明した。
Marshals remove the damaged car of Lando Norris, McLaren MCL36, from the circuit
Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images
「(アロンソとの接触の後)レースを続行できるか確かめるため、もう1周走ろうとしたんだけど、ダメージが大き過ぎてコースに留まること、左に曲がることさえ難しかった」
ガスリーはレース後にそう語った。
「そしてピットに戻ろうとしていて、ターン7をゆっくりと回った。そしたらみんな僕をパスしていった。僕は右に曲がってスペースを与えようとしたらノリスがやってきて僕の左フロントタイヤに当たってしまったんだ」
彼はさらに、自身がかなりスロー走行をしており、後ろから来るマシンを避けるために「できる限り右に寄ろうとしていた」と付け加えた。
「ターン8では何人かが僕をパスしようとしていたので右に寄ったら、彼(ノリス)が来た」とガスリーは言う。
「僕はみんなにスペースを与えようとしたけど、彼は僕に近付いて僕の左フロントを引っ掛けてしまったんだ」
また、ガスリーはノリスに謝罪する必要はないと考えており、「彼は左に行けたはず。僕は右に寄っていたし、あれ以上どこに行けばいいか分からない」と話している。
一方のノリスはこのガスリーの説明を聞き、今回のリタイアは「ただアンラッキーだっただけ」と答え、さらにこう続けた。
「あそこは右に曲がるところだったけど、彼(ガスリー)はそこをまっすぐ横切ってきたような感じだった」
「もしあれがダメージのせいだったら、僕はどうすればいいのか分からない。だから僕はただアンラッキーだったんだと思う」
ガスリーがダメージを負う要因となったアロンソとの接触に関しては、アロンソに5秒ペナルティが科された。アロンソはレース後のミックスゾーンでガスリーと会い、謝罪して自らの非を認めた。
そんなアロンソは、接触についてこう振り返った。
「あの動きに関しては僕が楽観的過ぎた」
「僕は5秒のペナルティを受けたけど、僕のミスなので当然だと思う。ブレーキを遅らせ過ぎたんだ」
アロンソはその後、コース外を走ってアドバンテージを得たとしてふたつ目の5秒ペナルティを受けた結果、8番手でフィニッシュするも11位となり、ポイント圏内から脱落した。
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