リヤタイヤの暖めが新たな鍵に? ガスリーがクビアトに抜かれた”理由”

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リヤタイヤの暖めが新たな鍵に? ガスリーがクビアトに抜かれた”理由”
執筆:
2019/03/27 0:21

レッドブルのピエール・ガスリーは、タイヤウォーマーの温度制限が変更されたことで、ピットアウト直後に苦労することが増えると考えている。

 レッドブルのピエール・ガスリーは、今季からタイヤウォーマーの温度制限が変更されたことで、ピットアウト直後、ドライバーたちはこれまでよりも厳しい時間を過ごすことになると語った。

 F1では、タイヤを事前に暖めておくタイヤウォーマーの使用が許されている。昨シーズンはフロント・リヤともにウォーマーを最高100℃まで設定することができたが、今季からリヤは80℃までに制限されている。

 この変更の結果、厳寒の中バルセロナで行われたオフシーズンテストでは、ピットアウト直後にキミ・ライコネン(アルファロメオ)やアレクサンダー・アルボン(トロロッソ)がスピンする場面が見られた。リヤタイヤの温度が低く、グリップ不足だったのだ。

 そしてその影響は、オーストラリアGPにも及んだ。ドライバーたちは、ピットから出た直後のアウトラップで、リヤタイヤのウォームアップに悩まされることになったのだ。

 決勝でダニール・クビアト(トロロッソ)の後塵を拝した、ガスリーもそのひとりだ。クビアトよりもピットインを遅らせたガスリーは、クビアトの前でコースに復帰することができた。しかしその直後、ターン2出口の加速が鈍り、DRS区間を経てターン3でクビアトにオーバーテイクを許してしまったのだ。

 タイヤが冷えていたことが、クビアトに抜かれた原因だったのかとmotorsport.comが訊くと、ガスリーは次のように答えた。

「ああ、僕がターン1に向けてブレーキングした時タイヤをロックしそうだと、すでに感じていた」

「それからターン3に向けて、ブレーキを遅らせようとしたけど、フロントを少しロックしてしまった。彼(クビアト)はタイヤが暖まっていたことが、助けになったんだと思う」

 とはいえ、オーストラリアGPの週末は寒いコンディションだったわけではない。それでも影響を感じたドライバーがいたことから、より涼しいコンディションとなった際には、特に困難になるはずだとガスリーは語った。

「間違いなく影響はある。なぜなら、ピットから出て最初の2つか3つのコーナーは明らかに滑りやすく感じるんだ」

「オーストラリアは(バルセロナテスト)より暖かかったんだから、少し難しい。寒いコンディションだったら、簡単にはいかないだろうと考えている」

 ハースのケビン・マグヌッセンも、タイヤウォーマーの新しい温度制限により、「ピットから出た時のリヤタイヤはかなりトリッキーだ」と話しており、チャレンジが増えたと認識しているという。

 一方でドライバー全員が、大きな影響があると考えているわけではない。メルセデスのルイス・ハミルトンは、あまり悪影響を感じなかったようだ。

「アウトラップは問題じゃなかった」と、ハミルトンは述べた。

「全体的に、タイヤはとてもうまく機能していた。おそらくこれまで僕たちが使っていたブランケット(タイヤウォーマー)の温度は高すぎたんだろう」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ピエール ガスリー
チーム レッドブル・ホンダ 発売中
執筆者 Jonathan Noble
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