「パフォーマンスを全て引き出せた」ガスリー、ポルトガルGP5位に満足示す
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第12戦ポルトガルGPでは5位入賞を果たしたが、これまで以上に強い走りができたと考えている。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
2020年のF1第12戦ポルトガルGPは、初開催となるアルガルヴェ・サーキットで実施された。そのポルトガルGPで、アルファタウリのピエール・ガスリーは金曜日にマシンが炎上。チームは夜を徹してマシンの修復作業に努め、土曜日の走行に間に合わせてみせた。
予選ではQ3に進出し、9番手からレースに挑んだガスリー。彼は序盤こそポジションを落としたものの、他のソフトタイヤを履いたドライバーが摩耗に苦しむ中、抜群のタイヤマネジメントを見せてポジションを取り戻していった。
ガスリーはラスト2周でセルジオ・ペレス(レーシングポイント)もパスし5位でフィニッシュ。10ポイント獲得の好リザルトとなった。
これでガスリーはドライバーズチャンピオンシップで、姉妹チームのレッドブルのドライバーであるアレクサンダー・アルボンとわずか1ポイント差に接近した。
SkyF1にポルトガルGPでは彼自身がベストな状態にあったのではないか? と尋ねられたガスリーは、次のように答えた。
「そう言うのが妥当だと思うよ」
「明らかに経験を積んできたことで、僕は今週末に向けて違ったアプローチをとれるようになったと思うし、何事においても“もう一歩”を引き出すことができていると思う」
「だからそういう風に言うのが妥当だと思うよ。まだ改善すべき部分はたくさんあるけど、でも上手く機能しているし、チームは僕がパフォーマンスを発揮するために必要なことは全てやってくれている。僕らは良い関係で取り組めているんだ」
「今回は僕らにとって素晴らしいレースだったし、以前言ったように僕らは今本当に強い。先週(アイフェルGP)は6位フィニッシュで、今週は5位だ。だから正直に言って僕らは日曜日にクルマから全てのパフォーマンスを引き出すことができていた」
「僕自身としても、とても良いレベルのパフォーマンスが出せていると感じている。だからこの調子でプッシュし続けていきたい」
ただガスリーはポルトガルGPでマシンのペースが良かった理由が分からないとも語っている。
ガスリーは好ペースの秘密について問われると「それは良い質問だけど、僕には分からない」と答えた。
「僕らにはとても競争力があった。レースは本当に楽しんだと言えるね。コックピットの中からするととても面白かったし、ルノー勢やマクラーレン、レーシングポイントのセルジオ(ペレス)をなんとか追い抜くことができて本当に満足している」
「特にチームの皆が金曜の夜に1時間しか寝ずにマシンを完全に作り直してくれたことを思うと、この5位をチームに持ち帰ることができてとても嬉しく思う」
「シャシーを変えるときはいつも『良くなるか悪くなるかどっちにもなりうるな』と考えるんだ。それで、今回はうまく機能しているように思えたし、新シャシーで良いリザルトをすぐに持ち帰れるのは良いことだ」
ガスリーは終盤、ペレスをオーバーテイクしようとした際にブロックされ、あわや接触かという場面もあった。結局ペレスが叱責処分を受ける格好となったが、ガスリーはこの件は危険な動きだったと振り返った。
「ちょっと危険だった」と、ガスリーはレース後に語った。
「外からどう見えるか分からないから、映像を見てみる必要があるけど、あの瞬間の速度差はとても大きかった。僕の方が彼より、時速30km速かったかもしれない」
「僕はイン側に行こうと決めたんだけど、直前に彼が動いた。僕はブレーキをかけたけど、『OK、これでふたりともグラベルだ』と思っていた。どうやって接触を避けたのか分からないよ」
「僕はかなりムカッときたから、次の周にはアウト側から仕掛けたんだ。とても上手くいったよ」
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