「レッドブルに戻る準備はできている」F1初勝利ガスリーの将来は?
F1イタリアGPでF1初優勝を挙げたアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、決断を下すのは自分ではないとしながらも、レッドブルに戻る準備はできていると語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
モンツァ・サーキットで行なわれたF1第8戦イタリアGP。大混乱となったレースを戦い抜き勝利を手にしたのは、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーだった。そのガスリーは、レッドブルの指示があれば、レッドブルに戻る準備ができていると感じているようだ。
2017年のシーズン後半にトロロッソからF1デビューを果たしたガスリーは、2019年にレッドブルのドライバーとして抜擢された。しかしシーズン前半に思うような成績を残すことができず、夏休み明け以降はトロロッソに降格させられてしまう。ただその年のシーズン後半、ブラジルGPでは乱戦を闘い抜いて2位表彰台を獲得。そして今回優勝を果たしたことで、2度目の表彰台獲得となった。
一方でガスリーの後任としてレッドブルに加入したアレクサンダー・アルボンは苦戦中。まだ表彰台を獲得できていないばかりか、今季のドライバーズランキングではガスリーに5ポイント差まで迫られている。
レッドブルはこれまで、アルボンを降格させることを検討してはいないと繰り返し述べてきた。しかし勝利を手にしたガスリーは、レッドブルが決断を下すならば、レッドブルに戻る準備ができていると語った。
「僕は、戻る準備はできていると思っている。でも、それを決めるのは僕じゃない」
そうガスリーは語った。
「彼らが僕をトロロッソに戻して以来、僕がやった唯一のことは、自分自身のことに集中し、何ができるかということを示すだけだった」
「適切な道具を手にした時、僕らが示すことができたパフォーマンスについては満足している。ブラジルでのことだけを話しているわけじゃない。多くの場合で、僕らはかなり力強いと思う」
確かにガスリーは、トロロッソに降格後、アルファタウリとチームの名称が変わった今季も含め、17戦中10戦で入賞を果たしている。うち2回が表彰台だ。これはチームの置かれた立ち位置を考えれば、上々の結果だと言える。ちなみにチームメイトのダニール・クビアトは、同期間で7度の入賞にとどまっている。
「トロロッソに戻って以来、本当に力強い予選、力強いレースを戦ってきた。今後どうなるか、見てみることにしよう」
今回の勝利は、アルファタウリ(トロロッソ時代を含む)にとって、チーム史上2度目の勝利だ。最初の勝利は、2008年にセバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)が挙げたモノ。場所は奇しくも今回と同じイタリア・モンツァだった。
ガスリーはチーム史上2勝目を自分が成し遂げたことを誇りに思っており、今の良い走りが報われることを望んでいると語った。
「トロロッソにはこれまで、本当に優れたドライバーがたくさんいた」
そうガスリーは語る。
「そんな中で、勝利を収めた2人のうちの1人になれたことを、本当に嬉しく思う」
「この力強い結果は、何らかの形で報われるべきだと思う。でも、何が起きるのかをみてみよう」
「でも現時点では、僕が考えたいことではない。だってF1での初勝利なんだ。今はこの瞬間を楽しみたいと思っている」
「これについては、もう少し後で考える時間があるだろう」
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