ガスリー、チームオーダーを無視「ハートレーは”自力”で僕を抜くべきだった」

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ガスリー、チームオーダーを無視「ハートレーは”自力”で僕を抜くべきだった」
執筆: Stuart Codling
2018/11/13 8:24

トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、チームメイトであるブレンドン・ハートレーとポジションを争っていたため、チームオーダーを無視したと語る。

 日曜日に行われたF1第20戦ブラジルGP。トロロッソ・ホンダはブレンドン・
ハートレーが11位、ピエール・ガスリーが13位でのフィニッシュとなり、入賞を果たすことができなかった。

 ガスリーとハートレーは、スタート位置が異なったこともあり、大きく異なる戦略でレースを戦った。

 ガスリーはレース終盤、11番手を走行していた。そこにハートレーが迫り、そのハートレーはルノーのカルロス・サインツJr.からプレッシャーをかけられていた。ガスリーを抜けなかったハートレーは、この状況から逃れるため、チームに対してガスリーとポジションを入れ替えることを要請。チームはこれを受け入れ、ガスリーに指示を出したが、ガスリーはそれに従わなかった。

「最終的にはご存知の通り、僕らは11位と13位でフィニッシュした」

 ガスリーはそうmotorsport.comに対して語った。

「もしトップ10圏内を走っていて、狙えるものがあったのなら、また違う意味を持っていたと思う。今日の僕らは11〜13位を走っていたのだから、狙うべきモノはなかった」

「このポジションにいたのなら、レースをするべきだと思う」

「しかも、彼(ハートレー)は新しいスーパーソフトタイヤを履いていた。でも、僕は使い古したミディアムタイヤだったんだ。僕はピットウォールに言ったんだ。『OK。もし彼がそれほど速いなら、彼は僕を抜けるはずだ』とね。でも何らかの理由で、彼は10周にわたって僕を抜かなかったんだ。その理由が何かはわからないけどね」

 確かにハートレーは、その当時ガスリーよりも良いペースで走っていた。なぜなら彼は予選Q1で敗退したため、16番手からミディアムタイヤを履いてスタートし、49周目に新しいスーパーソフトタイヤを履いたばかりだったからだ。

 一方のガスリーは、Q3進出を果たしたため、中古のスーパーソフトタイヤでスタート。29周でミディアムタイヤに履き替え、そのままレースを走り切ることを狙った。ただし、ルノーのサインツJr.からのプレッシャーにさらされることになった。

 2度目のピットストップを行ったサインツJr.は、再びトロロッソに追いつくこととなった。その際、ガスリーは彼のレースエンジニアであるマティア・スピニから、ターン4でハートレーを先行させるよう指示を受けた。

 しかしガスリーはこれに従わず。その後、チームとの間で激しい無線交信が続いた。

「彼は僕を行かせてくれるの? ねぇ、何が起こっているんだ?」

 ハートレーはそうチームに尋ねた。ハートレーの担当レースエンジニアであるピエール・ハマランは、ガスリーに追いつき、そしてオーバーテイクを完了するために、別のエンジンモードを使うように指示。ハートレーはそれに答えた。

 一方でガスリーは、いくつかの指示を拒否。そしてある時点で、「勝利を懸けて戦っているわけじゃないんだ」と語った。

 残り2周というところで、ハートレーはついにガスリーを抜いた。そしてサインツJr.も、ハートレーに続くようにガスリーを交わしていった。

「僕は猛スピードで、チームメイトに追いついた。そして、何が起きるかと尋ねたんだ」

 そうハートレーはmotorsport.comに語った。

「3つの選択肢があったと思う。お互い自由に競争するか、その時のポジションを守るか、もしくは彼がポジションを譲るか……。僕は、”彼がポジションを譲る”という指示を受けた。だから僕は後ろのマシンからの攻撃に耐え、自分のタイヤを労わろうとした」

「4〜5回は前に行けることを期待して、アタックしたんだ。でも、そうはならなかった。最終的には前に行けたけど、その間にタイヤをダメにしてしまった」

「彼を前に行かせるよう指示を受けたならば、僕はそれをやるし、それに応じて僕のレースを調整しただろう。もし戦うように言われたら、それは嬉しいことだ。でも、もし別の話をされれば……とにかく、僕は今回のレースについて満足している。最終的には、正攻法でオーバーテイクできたんだから」

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シリーズ F1
イベント ブラジルGP
執筆者 Stuart Codling