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ガスリー、”アイドル”マイケル・ジョーダンとの会食は「人生最高の体験……彼がF1の大ファンだったなんて!」

アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1マイアミGPを前に伝説的なバスケットボールプレイヤーであるマイケル・ジョーダンと会食。「人生最高の経験だった」と振り返った。

Pierre Gasly, Scuderia AlphaTauri

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、初開催を迎えるF1第5戦マイアミGPを前に、15年の輝かしいキャリアの中でシカゴ・ブルズを6回優勝へ導いた元NBAスターのマイケル・ジョーダンと3時間に渡るディナーを楽しんだという。

 ジョーダンはバスケットボール界のみならず、ナイキの『エア ジョーダン』ブランドでも世界的な成功を収めたことで、世界的な”アイコン”となった。

 ジョーダンとガスリーのディナーは、ジョーダンの友人でありガスリーの個人スポンサーを務める人物が仲介役となったことで、実現したという。

 

「人生最高の経験だったよ」とガスリーは言う。

「今までで一番感動的なディナーだった。僕は子どもの頃から彼と彼のメンタリティ、そしてここ数年の成功に刺激を受けてきたんだ」

「幻滅するから、みんな自分のアイドルには会わない方が良いって言うんだ。でもこれは完全に正反対……彼は天才で知的な考え方は別次元なんだ。とても感激したよ」

「彼がF1の大ファンだとは知らなかったよ。僕よりもF1に詳しんじゃないかって思うくらいだ!」

「あのような伝説的な人物と話せたことは、とても有意義だし素晴らしかった。素晴らしいディナーだったし、一生忘れないよ」

 ガスリーはジョーダンに自分のヘルメットをプレゼントし、ジョーダンはガスリーの持つエア ジョーダンにサインをしたという。

「僕がヘルメットをあげたら、僕のジョーダンにサインをしてくれたんだ。だからこれは自分の金庫か、トロフィーの棚に入れることにするよ!」とガスリーは笑う。

「あのようなチャンピオンと交流することで、彼らのスポーツへの取り組み方や成功、失敗について、多くのことを学ぶことができるんだ」

「パフォーマンスのレベルをいかに維持するかが重要になる。彼以上に会いたいと思う人は、世界中どこにもいないよ」

Michael Jordan, NBA Hall of Famer and co-owner of 23XI Racing

Michael Jordan, NBA Hall of Famer and co-owner of 23XI Racing

Photo by: Maddie Meyer / Getty Images

 ジョーダンは昨年、NASCARのレジェンドであるデニー・ハムリンと共に23XI Racingを立ち上げた。彼のチームでは現在、カート・ブッシュとババ・ウォレスがトヨタ・カムリのカップカーを走らせている。ガスリーとの会話でも、そのことが話題に上がったという。

「もちろん、その話もしたし、他にも色んなことを話したよ」とガスリーは言う。

「一緒に3時間いて、NASCARのこと、モータスポーツのことを話した。彼が日曜日の朝早く起きて、F1のレースを観ているとは知らなかった。彼は(F1の)大ファンなんだ」

「でもマイケル・ジョーダンという人物は、こういうイベントに顔を出したくても、中々出られないんだ。でも(サーキットで)会えなくても、観ていてくれる。僕らのスポーツについて、あれほどまで詳しく知っているとは驚いたよ。彼のモータスポーツへの関心の高さがうかがえるね」

 将来的にNASCARのカップカーをドライブする機会はあるかと尋ねられるとガスリーはこう答えた。

「起こるかもしれない……起こるかもしれないよ」

「おそらく、僕らはまたいつか会うことになる。ディナーを食べながら、素晴らしいつながりを持つことができた。彼はとてもスペシャルな人だから、この関係がどう発展していくかは見てみないとね」

「アメリカに戻って来る時の招待を受けたから、間違いなく僕はそれを受けるよ」

 
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