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開幕前から将来を不安視する声も……ガスリー、アルピーヌF1新僚友ドゥーハンの状況は「2021年の角田裕毅と少し似ている」

アルピーヌのピエール・ガスリーは、F1デビュー前からプレッシャーにさらされる新たなチームメイトのジャック・ドゥーハンについて、2021年の「角田裕毅の状況と少し似ている」と語った。

滑川 寛 Mark Mann-Bryans

公開日時: 2025/02/19 2:13

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Pierre Gasly and Yuki Tsunoda, AlphaTauri

Pierre Gasly and Yuki Tsunoda, AlphaTauri

写真:: Red Bull Content Pool

 アルピーヌのジャック・ドゥーハンは2025年からF1に初めてフル参戦を果たすが、シーズン開幕前から様々な噂が飛び交っており、この新人に対するプレッシャーは日増しに強まっている。

 こうした状況についてチームメイトとなる先輩ピエール・ガスリーは、古巣アルファタウリ(現在のレーシングブルズ)所属時にコンビを組んだ角田裕毅の1年目に似ていると語った。

 2024年最終戦アブダビGPで前任のエステバン・オコンに代わってひと足先にF1デビューを果たしたドゥーハン。リザーブドライバーを経て満を持して2025年からフル参戦を果たすことになるが、その将来については実際に走り出す前から不安視する声もある。

 というのも、アルピーヌの2025年F1リザーブドライバーには、育成ドライバーのポール・アーロン、トヨタのドライバーである平川亮、そして昨シーズン後半にウイリアムズからF1デビューを果たしたフランコ・コラピントの3名が並んでいる。

 特にコラピントはF1経験が少ないにも関わらず、ローガン・サージェントの後任としてF1参戦を果たすと、いきなり入賞。F1界に大きなインパクトを残した。また、母国アルゼンチンからのスポンサー面での大きなバックアップもある。

 そしてアルピーヌでエグゼクティブアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレは、2025年シーズンをガスリーとドゥーハンのふたりで迎えることを認めた一方で、その先に関しては未知数だとして、ドゥーハンのシートにまつわる噂を真っ向から否定することはなかった。

 しかしガスリーは、ドゥーハンの働きぶりを認めた上で、厳しいレッドブル育成プログラム下でプレッシャーにさらされていた角田のデビューイヤーを隣で見てきたことから、F1ルーキーの置かれる状況を理解していると語った。

「ユウキの状況と少し似ている。角田とはアルファタウリ時代で既に同じ状況を経験している」

 F1合同ローンチイベント“F1 75”を前にガスリーはそう語った。

「メリットとしては、レギュレーションの終わりが近づいているから、今年の技術的なフィードバックが来年のマシンに影響を与えないことだ。今年は主にパッケージの最適化が重要になる。来年のマシンは、2025年と2026年の間に相関関係がないほど異なるモノになるだろう」

「その観点からすると、ジャックとしてはドライビングに集中し、ベストを尽くすことがより重要になると思うし、それで少しプレッシャーが軽減されると思う」

「この2年間、僕が見てきた限り、彼は技術的に優れているし、シミュレータテストでは毎回、技術的に優れたフィードバックをしている」

 ドゥーハンの将来をめぐる噂については直接的な言及を避けたガスリーだが、チームの2025年シーズンに向けては、1年前よりも自信があるという。

Jack Doohan, Alpine, Pierre Gasly, Alpine

Jack Doohan, Alpine, Pierre Gasly, Alpine

写真: Getty Images

 アルピーヌは2024年シーズンをコンストラクターズランキング6位で終えたものの、波乱万丈という言葉が相応しい1年を過ごした。

 2024年は開幕前から技術部門のトップがアルピーヌを離れ、開幕戦バーレーンGPの予選では2台揃って最後尾に沈み、親会社ルノーからのテコ入れとしてチーム首脳陣も入れ替わった。しかしサンパウロGP決勝でのダブル表彰台獲得をはじめシーズン終盤はポイントを荒稼ぎ。一気にランキングを駆け上がった。

「昨年よりも自信を持ってバーレーンに臨むことができる」

 そう語ったガスリーは、次のように2024年を振り返りつつ、新しいシーズンに向けて自信を示した。

「昨年は非常に難しい展開になることは分かっていた。もしかしたら違う展開になるかもしれないと楽観的でいたかったが、現実は難しかった」

「今年はマシンが進歩したと思う。シーズンが終わり、改善すべき点を理解し、進化を示すことができたのを考えたら、かなり自信がある。2025年はさらに良くなっているはずだ」

「たとえ(現行)レギュレーションが終了し、次の年に向けて全チームが1秒の改善に成功できるか分からないという状況でも、他のチームが何をやっているか、何を改善してきたのか分からないという要素は常にある」

「僕は楽観的に見ているし、バーレーンでマシンをテストする時に様子を見てみよう」

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