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現代F1は左右が見えにくい? “スポッター”の導入は必要か

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現代F1は左右が見えにくい? “スポッター”の導入は必要か
執筆:
2019/09/16 3:01

ピエール・ガスリーは、イタリアGPで起きたインシデントについて、左右の視界の悪さを原因のひとつとして挙げた。

 F1イタリアGPのレース序盤では、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がスピンし、コースに復帰する際にランス・ストロール(レーシングポイント)と接触してスピンさせるというシーンがあった。さらにそのストロールもコース復帰の際にピエール・ガスリー(トロロッソ)を巻き込み、コースアウトさせてしまった。

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 ガスリーは当時の状況についてこう話した。

「彼(ストロール)が止まっているのが見えた。そこはかなりハイスピードな場所だったから、彼はそこにとどまって待っているだろうと思っていた。そうしたら彼が動いたのが見えたので、僕はコース外に出て避けることにした。グラベルに入らないといけなくて、壁からもかなり近かった」

 ガスリーはまた、現在のF1マシンにはコックピットの両サイドに高さのある頭部保護デバイスがあるため、それによりベッテルやストロールは左右の視界を十分に確保できていなかったのではないかと考えている。そのため、こういった事態を防ぐために何らかのシステムを導入することが最善の策だと語った。

 自身の考える解決策について尋ねられたガスリーは、ジョークを交えながら次のように答えた。

「これに関しては、何よりスピンしないことだよね! もしそういった状況に陥った場合、現在のF1マシン、そしてHANS(頭部/頸部保護デバイス)の形状を考えれば、辺りを見渡すことはできないと思う」

「だから彼(ストロール)は不幸にも、その場所で何も見えなかったんだ。おそらくこういう場合はエンジニアが『OK、そこにとどまって』と指示する必要があるんだけど、レースでは誰しもできるだけ早くコースに戻りたいと思ってしまうだろう」

「でも最終的に、彼にとってはそれ(他車の通過を待ってコースに復帰する)よりも悪い結果になったと思う」

 オーバルコースでレースを行うインディカーシリーズなどでは、“スポッター”と呼ばれる人間が、ドライバーに他車との位置関係やコースの状況をリアルタイムで伝える。ガスリーはそれに近いものがF1でもできるのではないかと考えているようだ。

「それがすぐに完璧な解決策として機能するとは思っていないけど、(現状は)確かに理想的ではないし、最も安全という訳でもない」

 また、F1のレースディレクターを務めるマイケル・マシは、イタリアGPでの一連のインシデントについて、コースアウトしたドライバーが他車の接近を確認できない場合は、一切動くべきではないと語った。

「本来、(他車の接近が)疑わしい場合は慎重でないといけないのだが、あの時は全てのことが間髪入れずに起こった。大きなタイムラグがなく、文字通り『バン、バン、バン』と(連続したインシデントが)起こった。各車が団子状態だったからだ」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ピエール ガスリー
チーム トロロッソ・ホンダ 発売中
執筆者 Jonathan Noble