ガスリー、シュタイアーマルクGP1周目のクラッシュ”審議なし”に「驚いた」と認める
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1第8戦シュタイアーマルクGP1周目のシャルル・ルクレールとの接触が審議されなかったことに驚いたと語った。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーにとって、F1第8戦シュタイアーマルクGPの決勝レースはごく短いものとなってしまった。
スタート直後の1コーナーのポジション争いの際、ガスリーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。ルクレールはフロントウイングを損傷し、ガスリーは左リヤタイヤがパンクしてしまった。緊急ピットインでフロントウイングを交換したルクレールはレースに復帰し7位を獲得したが、ガスリーはパンクをした直後のターン3でも他車と接触。ピットに戻るもリタイアとなってしまった。
F1レースディレクターのマイケル・マシは、この事故について1周目の典型的な接触だと判断。スチュワードに審議を要求しなかった。
しかしガスリーは、この件はもっと詳しく調査されるべきインシデントだったと思っており、オーストリアGP金曜日に行なわれるドライバーズブリーフィングで、FIAの姿勢について話し合うことを望んでいるようだ。
「僕にとって最終的にはどうでもいいことなんだけど、調査が行なわれなかったことで当時はちょっと驚いたよ」
そうガスリーはオーストリアGPの木曜日に語った。
「もちろん、わざとやったわけではないし、シャルルが意図的にやったわけでもないが、僕のレースにかなり大きな影響を与えたことは確かだ」
「特に、バルテリ(ボッタス)がピットレーンでマシンのコントロールを失い、他の誰のレースにも影響を与えていないのに3グリッド降格のペナルティを受けたのを見た後だから、明らかに僕のレースに影響を与えたこの一件に関して、(審議もされなかったのは)驚いたと言わざるを得ない」
「結局のところ、僕は自分のレースのことだけを気にしている。その点で何かがかわるということはあまりない。だからこの件はマイケルと話し合うことになるだろう」
F1の競技面を統括するスポーティング・ディレクターのロス・ブラウンは、今回の事故は中団争いでルクレールが焦っていたことが原因ではないかと示唆していたが、ルクレールはその意見には納得していないようだ。
「自分のホイール・トゥ・ホイールのレースには満足している」とルクレールは語った。
「常に限界まで攻めてはいるけど、前回のレースでは、ペースを落とさずに順位を上げていくことができた」
「常に絶妙なバランスが必要だ。1周目はちょっとやり過ぎだったけど、ピエールとは話をした。問題はなかった」
一方、ガスリーはシュタイアーマルクGP終了後にルクレールが話しかけてきたことを認めたが、その時の気分は良くなかったという。
「彼はレース後に僕に会いに来たんだけど、僕はまだ怒っていたよ」
「友達であっても関係ない。僕はまだかなり怒っていたんだ。でも、僕は彼のことを知っているし、彼のレースぶりも知っている。彼はフェアな人間だし、わざとやったわけではないことは分かる。厳しいけど、これもレースの一部であり、たまにはこういうこともあるんだ」
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