ペナルティポイント“出場停止危機”のガスリー「この状況は恥ずかしくもある」FIAとの話し合い続行望む
アルファタウリのピエール・ガスリーはペナルティポイントの累積でレース出場停止の罰則が目前に迫っている。彼はこの危機を“恥ずかしい”と感じており、FIAとペナルティポイント制に関する話し合いを続けたいと考えている。
Pierre Gasly, AlphaTauri
Erik Junius
アルファタウリのピエール・ガスリーは、ペナルティポイント累積によるレース出場停止の罰則が目前に迫っているが、同制度に関してFIAとの話し合いを続けたいと考えているようだ。
ガスリーは今シーズン、6回ペナルティポイントを付与されており、第20戦終了時点で累計は10点。12点で次戦レース出場停止の処分が下るため危険な状況になっている。なお、これまでにこの処分を受けたドライバーはいない。
ペナルティポイントの有効期間は12ヵ月となっており、順次消滅していくものの、ガスリーは最短でも2023年5月までその期日が来ない。そのため、今年中に12点に到達しない場合には来年にアルピーヌへ移籍したあとも、出場停止の危機を抱えたままシーズンインすることになる
今週末行なわれるブラジルGPを前に、ガスリーは自身が出場停止には値しないと考えており、この罰則を受ける可能性は恥ずかしいモノだという認識を示した。
「ごまかすつもりはない。今はとても不快な状況にあるし、かなりデリケートな状態だ」
「ある意味、こうして出場停止の可能性があるポジションに立ってしまっていることが、少し恥ずかしくもある」
「シーズンのここまでの戦いで、僕は過去12ヵ月自分が特に危険だったとは本当に思えない。だから、そうなれば間違いなく厳しすぎるペナルティだよ」
「僕は全レースを走りたいと思っているから、FIAとは解決策を見つけるために多くのディスカッションを重ねてきた」
「アルファタウリと、ベストな形でシーズンを終えたいんだ」
Pierre Gasly, AlphaTauri AT03
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
またガスリーはアルピーヌに移籍後、競争力のあるマシンを手に入れた後に出場停止となった場合、シーズンの争いに影響があるかもしれないと懸念している。
「2023年は全レースに出場して、アルピーヌで最大限のチャンスを掴みたいと思っている」
「全23レースで、何が起こるかは誰にも分からない。可能性は無限大なんだ」
「例えば、チャンピオンシップを争える最高のマシンを手に入れられる可能性だってある」
「レース出場停止のリスクを冒して、チャンピオンシップへの希望を捨ててしまうことはできないよ。凄く難しい状況だ」
ガスリーは”馬鹿げた状況”を避けるためにFIAとさらなる話し合いを行なうことを期待している。そしてガスリーは、危険なドライビングではなく、トラックリミット違反などでのペナルティポイントによって状況が悪化する可能性があると考えているようだ。
「解決策を見つけるためにFIAとはたくさんの話し合いをしてきた。というのも、今のレギュレーションではドライバーにとても厳しいし、必ずしも危険なドライビングに関連していないのにペナルティが厳しすぎるんだ」
「レース出場停止という馬鹿げた状況になるのを避けるためにも、週末の前に解決策を見つけられることを願っている」
「恐ろしいものだし、間違いなく僕が育ってきたこのスポーツのあり方じゃないよ」
「正しいアプローチだとは思えない。2ポイントの猶予のみで来年を迎えるのは厳しいし、そのリスクに頭を抱えている」
「そして、今のところ明確な解決策はない。2023年に向けて良いプランが建てられることを願っている」
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