ガスリー、”とても面白い”角田裕毅の改善はチームにも好影響「今年は一緒にマシンを改善していける」
ピエール・ガスリーは、F1参戦2年目を迎えたチームメイトの角田裕毅について、チームへ対するフィードバックが改善したことで「今季は共にマシン開発を行なえる」と語った。
写真:: Red Bull Content Pool
アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1参戦2年目となったチームメイトの角田裕毅に関して、F1に慣れたことで「今季は一緒にマシンを改善していける」と語っている。
角田は2020年にFIA F2をランキング3位で卒業すると、2021年からアルファタウリでF1デビュー。初年度はクラッシュやアクシデントが多発するアップダウンの激しいシーズンとなった。
2シーズン目に向けて、ルーキーシーズンは「自分が何をしているのか分からなかった」と告白していた角田だが、今季は予選・レースペースでもガスリーに引けを取らないパフォーマンスをより安定して発揮しており、2022年前半戦を「10点満点中7点」と1年目より高い評価を自身に下している。
ガスリーも角田のF1へ対するアプローチが変化したこともあり、この1年で”かなり”進歩したと考えている。
「彼は今、F1をもう少し真剣に受け止めているし、それは正しい姿勢だ」
ガスリーはmotorsport.comにそう語った。
「彼が言うように、このスポーツに求められる献身と努力において、僕は彼に影響を与えたんだ」
「今年はチームとして機能していると思う。昨年は経験が少なかったから、ちょっと分裂していたんだ。彼はまだこのスポーツに慣れていなかったし、まだ経験も浅かったからね」
「より速く走るためになにが必要なのかという点で、今年の彼は明確なアイデアとフィードバックを持っている。だから、僕らは一緒にマシンパッケージを改善していけると思う」
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03, battles with Pierre Gasly, AlphaTauri AT03
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
6月上旬のアゼルバイジャンGPでガスリーが5位入賞して以来、ポイントを獲得できていないアルファタウリ。チームは現在、フランスGPから持ち込んだ大型アップデートの分析に取り組んでいる。
チームでテクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンも、昨年に比べて角田は技術的な理解という面で一歩前進したと考え、ガスリーに同意している。
「ドライバーは沢山の情報を吸収しなければならないし、それがすぐに反映されるとは限らない」
motorsport.comにエギントンはそう語った。
「他のドライバーと同様に、難しいことや技術的なこと、あるいは試験の復習のように練習すれば完璧になる。彼は物事を把握することで、より多くのことを理解できるようになった」
「また、彼はマシンに何を求めるかに関して、意見がより固まってきている。どんなドライバーでも、それには時間がかかるものだ」
ガスリーと角田は、コース外でも親しい関係を築いている。様々なイベントに参加したり、アルファタウリ公式の動画やポッドキャストなどでは彼らの関係の良さが伺える。
「彼は本当に面白いヤツなんだ」とガスリーは角田について語った。
「彼は正直なヤツで、そこが気に入っている。とても楽しませてくれるしね」
「頭に浮かんだことを0.1秒後には口にしているんだ。その後考え直して、ほとんどの場合、自分が言ったことを後悔しているだろうね!」
「でもそれが彼をとても面白くしているんだ」
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