ペナルティに不満げなガスリー、スチュワードとの話し合い望む「今までみたいに無線で伝えてくれればいいのに」
ピエール・ガスリーはF1メキシコシティGPで科されたペナルティをめぐり、スチュワードとの話し合いを求めている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
アルファタウリのピエール・ガスリーはF1第20戦メキシコシティGPでペナルティを受けたが、納得していない様子であり、スチュワード側との話し合いを求めている。
ガスリーは決勝レース序盤に追い上げていく中、ランス・ストロール(アストンマーチン)とのバトルで、相手をコース外に押し出す形となる場面があった。そのままポジションをあげる形となったが、審議の結果ガスリーはアドバンテージを得たと判断され、5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1点の罰を受けた。
ここ最近、ガスリーは日本GP、アメリカGPと立て続けにペナルティを受けている。日本GPでは赤旗中の速度違反、アメリカGPではセーフティカーラン中のギャップの大きさについてだ。
そしてメキシコシティGPでのペナルティの結果、ガスリーはペナルティポイントが累積10点に。1レースの出場停止処分となる12点まであと一歩の状況になった。
ガスリーはメキシコ初日のドライバーズブリーフィングでペナルティポイントのシステムの厳しさについて問題提起をしたばかりだったが、決勝レースで”また”罰を受けたことで、苛立ちが膨らんでいる様子だ。
「僕はレーシングドライバーだ。だからギャップがあるなら、そこを狙っていくものだろう」
ストロールとのインシデントに関して聞かれると、ガスリーはそう答えた。
「もしあの場面がお気に召さないのなら、僕にポジションを戻すように伝えてくれればいいんだ。そうしたら、またトライするさ。でも何も言われていなかったんだ。残念だよ」
「これまでしてきたように、ただ無線で言うだけでいいんだ。でもどうしてだか今回はそれがなかったんだ」
そう不満を語るガスリー。彼は次戦ブラジルGP前に、スチュワード側と話し合えることを期待している。
「彼ら(スチュワード)は最近かなり厳しいみたいだ」
「先週はグリッドの半分がセーフティカーの後ろでスペースを明けすぎていたし、僕はペナルティを貰ってしまった」
「今週末もかなり厳しかったと思う。それになぜポジションを戻すようにメッセージを送らなかったのか分からない」
「僕はベストを尽くそうと頑張った。でも少なくともバカみたいなペナルティポイントを貰ったり、タイムを加算されたりというのは望んでいない」
「どうも現時点では、彼らは僕の振る舞いに満足していないらしい。だから僕は何を変えないと行けないのか正確に理解するために、話し合いたい」
なおガスリーはドライバーズブリーフィングでの問題提起に関しては、ポジティブなものだったと語る。ペナルティポイント制度がFIAによって調整されるかもしれないということも示唆しており、その場合2023年シーズンに彼が出場停止処分を避ける上では役に立つはずだ。
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