なんでこんなに遅いんだ……ラッセル、アントネッリとの大きなペース差に困惑「その理由が分からない」
メルセデスのジョージ・ラッセルは、F1モナコGPでチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに大きな差をつけられたことに困惑している。
メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリは、F1モナコGPの予選でレッドブルのマックス・フェルスタッペンとフェラーリのルイス・ハミルトンを抑えてポールポジションを獲得した。しかしチームメイトのジョージ・ラッセルは、そこから0.3秒遅れの6番手となった。ラッセルはこの結果について、大いに困惑している。
アントネッリはモナコGPの予選Q3で1分12秒051を記録。2番手フェルスタッペンとの差は0.043秒であった。ラッセルはアントネッリから0.394秒遅れ。トップ3チームの中で最も遅い6番手である。
ラッセルは開幕前にはチャンピオン最有力候補と言われており、実際に開幕戦でも勝利を収めた。しかし第2戦中国GPでアントネッリが初優勝すると、その後4連勝。カナダGPを終えた段階で、ランキング首位アントネッリと2番手ラッセルとの差は43ポイントまで広がっている。
しかも今回のグランプリはモナコ。舞台であるモンテカルロ市街地コースは、屈指の抜きにくいコースであり、ポールポジションから優勝する可能性が特に高い。そのため、現時点ではアントネッリが優勝候補最有力であるのは間違いなく、ラッセルとのポイント差がさらに広がる公算が高い。
「正直、何が起きているのかよく分からない」
ラッセルはそう語った。
「明らかに自分のドライビングに問題があり、それが今のマシンに悪影響を与えているみたいだ」
「メルボルンと、少なくとも中国で問題を抱えるまでは、すべてのセッションでトップだったと思う」
「どのラップもよかったんだ。でも、ここ3レースはダメだ。カナダでも、予選Q3の最後のラップまでは、全く上位につけていなかった。その理由がわからないんだ」
ラッセルは2025年シーズンに安定した走りを披露した。その一方でアントネッリは、デビューシーズンとはいえ浮き沈みの大きなシーズンだった。そのため、タイトル候補最有力はラッセルであると誰もが思った。
しかし中国GPでは、予選Q3でマシントラブルに見舞われてアントネッリにポールポジションを譲り、そのまま勝利を与えることになった。日本GPでも、アントネッリにとっては幸運なセーフティカー出動となった。メルセデスにとっては鬼門とも言えるマイアミでも、アントネッリは優勝。カナダではラッセルにトラブルが出て、アントネッリに勝利が転がり込んだ。
ラッセルは、自身のスムーズなドライビングスタイルが、俊敏になった2026年型のF1マシンに合っていないのではないかと考えている。一方でアントネッリは、限界ギリギリの部分でマシンを走らせることを得意としている。
「僕らふたりの間には、明らかにドライビングスタイルに違いがあると思う。それは去年からそうだったんだ」
ラッセルはそう語った。
「去年は僕にとって有利に働いたし、今年は明らかに彼にとって有利に働いている。しかしシーズン序盤はあれだけ好調だったのに、今なんでこんなに不調なのか、その理由が依然として分からないんだ」
「その理由を突き止める必要がある。データを見れば明らかだ。違いは、ドライビングスタイルがタイヤに大きな影響を与えていることだ。彼は僕よりもタイヤを最適な温度域で走らせることができている」
「ラップ全体を通じてバランスが良く、ペースも彼の方が楽に上げられている。でもなぜそうなるのかが分からないんだ」
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