ジョビナッツィ「スタート改善は映像学習の成果!」2020年の進歩に満足げ
アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、F1の2020年では映像学習でスタート改善に取り組んだことが、ルーキーシーズンと比較しての改善の鍵だったと振り返った。
Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C39, Romain Grosjean, Haas VF-20, Kevin Magnussen, Haas VF-20, George Russell, Williams FW43, Sebastian Vettel, Ferrari SF1000, and Nicholas Latifi, Williams FW43, at the start
Andy Hone / Motorsport Images
アルファロメオから2019年にF1フル参戦を果たしたアントニオ・ジョビナッツィは、スタート改善に取り組んだことにより、2020年の好結果に結びついたと振り返った。
彼はデビューイヤーに引き続き、2020年シーズンも引き続きキミ・ライコネンとのコンビを継続。そして予選では17戦中9戦でライコネンを上回った。
総獲得ポイントが8と、アルファロメオ自体にとっては2020年は厳しいシーズンだった。しかしジョビナッツィは着実な進歩を示すことで、2021年のシートを勝ち取ることに成功した。
ジョビナッツィの2020年の戦いを通して印象的だったのは“スタート”であり、1周目にポジションを上げてくることも少なくなかった。
motorsport.comの取材に応えたジョビナッツィはこれについて、どこで改善が可能なのかを自身のデビューシーズンや同僚のオンボード映像などを参考に、意図的に改善を進めてきた結果だと話した。
「予選後にはもちろんデブリーフィングをするし、どこでラップ(タイム)を失っているのか、自分のラップを見るんだ。だけどその後はレースに、特にスタートに向けて100%集中するんだ」
ジョビナッツィはそう語る。
「なぜスタートかというと、今年のマシンは(前を行くマシンの)後ろについて走ることやオーバーテイクが難しいからだ。良いスタートが切れ、1周目をうまくこなし、ポジションを上げることができればレースがより楽になると思うんだ」
「この1年、僕は多くのビデオを見ることに集中してきた。スタートなど、ここ数年のいくつかの映像だ」
「そしてこれはとても上手く機能していたと言えるだろう。昨シーズン行なってきた取り組みにはとても満足しているし、この先もこうした取り組みは続けていくつもりだ」
2020年シーズンは新型コロナウイルスの世界的流行の結果、近年はF1が行なわれていなかったサーキットや、初開催のコースでのグランプリも組み込まれた。そうした中でジョビナッツィは、他カテゴリーの映像を確認することで、どこでポジションを上げていけるかの研究を行おうとしていたという。
「新しいトラックに行くときは、もちろんだけどそのコースでのスタートを確認できるF4みたいな他のカテゴリーの映像も見ようとしているよ」
「映像から何かを学ぼうとしたけど、それは簡単じゃなかった。以前走ったことのあるバーレーンのように(ある程度)知っていればより簡単だったろう。それならどのコーナーで何が起こるのか、そういうビデオは沢山あるからね」
「でも例えばイモラ戦は、F4のスタートを見ることができたのはかなり良かったし、1周目にまた良い走りができた。だからそういったところは良かったね」
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