師匠兼チームメイト? ジョビナッツィ「今年もライコネンと一緒で嬉しい」
アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは2021年もキミ・ライコネンとチームメイトとなることを喜んでおり、F1王者も経験したライコネンから多くのモノを学ぶことで自身を高めていけると考えている。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
F1の2021年シーズンに向け、アルファロメオはドライバーラインアップを昨年から継続。キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのふたりで挑む。
ジョビナッツィに関しては昨年半ばにはシートを失うのではないかという観測もあったが、最終的に彼は1年目からの進歩を示すことでシート確保に成功した。
昨年はアルファロメオ自体が苦戦していたため、獲得ポイントは2019年から大幅減のわずか8に留まった。しかしその中でもジョビナッツィはF1チャンピオン経験を持つライコネンと同じ4ポイントを獲得している。
2021年シーズンに向け、ジョビナッツィはライコネンとのコンビを継続できることに喜びを見せる。曰く、ライコネンがチームメイトとして隣にいることで、自身が成長を続けられると考えているようだ。
「キミが次のシーズンも一緒に居てくれると、さらに次のステップを踏み出せると思うんだ」
ジョビナッツィはmotorsport.comの取材にそう語った。
「彼を観察することは本当に重要になると思う。これまで何度も言ってきたけど、彼はグリッド上でベストなドライバーのひとりだと思う。特にレースペースやレースのマネジメントだ。だから彼と一緒に続けられて嬉しいよ」
現在41歳のライコネンは2020年シーズンの戦いを通して、最多出走回数を329に更新。最も経験豊富なドライバーとなった。
2019年のF1フル参戦デビュー以来チームメイトであるジョビナッツィは、当初ライコネンのレースウィークのアプローチを真似する事が多かった。
そして2年目の昨年、ジョビナッツィは自分の道を歩みだしたと話し、2021年は更に自信を持って挑めるだろうと新シーズンへの期待を述べた。
「僕がF1に来たときは、キミのそばでより集中しようとしていた」と、ジョビナッツィ。
「彼が何をしているのか、彼の行動の理由を確認するためだ。それで最終的に、僕は常に彼を追っていたと言えるだろうね」
「でも2020年は僕もより経験を積んでいたし、チームが何を求めているのか、自分が様々なトラックやコンディションで何を好むのかも、より分かるようになった」
「経験というのはどのカテゴリーにおいても大きな違いになる。おそらくF1ではより顕著だ」
「2年間の多くのレースを経て、次のシーズンに向けてはもっと準備が整っていると感じられる」
「チーム、そしてマシンの全てをもっと快適に感じられるようにしたいんだ」
「昨シーズンもまた良いステップを踏めた。でも今年はもっと自信を持って挑めると思う」
なおアルファロメオのチーム代表フレデリック・バスールは以前、motorpsort.comの取材に対し、ジョビナッツィには2021年にはチームを引っ張る存在になって欲しいと語るなど、彼への期待をのぞかせていた。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments