ジョビナッツィ、1周目から無線が使えず……混乱のロシアGPを孤独に戦う

アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、F1ロシアGPのレース開始直後からピットウォールとの無線通信ができなくなったと明かした。

ジョビナッツィ、1周目から無線が使えず……混乱のロシアGPを孤独に戦う

 F1第15戦ロシアGPの決勝レースは、終盤に降った雨で大混乱となったが、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは他のドライバーたちよりも厳しい戦いを強いられていたようだ。

 ジョビナッツィは無線のトラブルにより1周目から無線が使えず、サインボードからの情報に頼らざるを得なかった。レースを適切に進めるために必要な、詳細な情報が不足していたのだ。

 終盤に雨が降り出した際、ピットインしてインターミディエイトタイヤに履き替えるタイミングが最も遅かったドライバーのひとりだったもの、それが原因だ。

 ギヤボックス交換で5グリッド降格ペナルティを受け、17番グリッドからスタートしたジョビナッツィは、スタート直後にミック・シューマッハー(ハース)と接触。1周目を終えた時点で19番手に後退した。最終的には、16位でフィニッシュしている。

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「誰かわからないけど、ターン2で接触して、そこで少しポジションを落としてしまった」と彼は語った。

「1周目から無線が使えなくて、チームとのコミュニケーションがとれなかった。燃料の節約もできず、難しいレースになってしまった」

「メインストレートでは、自分のピットを見て何をすべきか考えていたけど、無線がないと混乱してしまった」

「最後には雨が降ってきて、コミュニケーションがとれなくなってしまった。僕にとっては沈黙のレースとなり、1周目から難しくなってしまった」

「オーバーテイクも難しく、そこでかなりの時間をロスしてしまった。その後、前が開けてからはペースが良かった。でもかなりのラップを無駄にしてしまった」

 オランダGP、イタリアGPと予選から好調だったジョビナッツィ。まだ来季の契約が確定していない彼にとって、ロシアGPはアピールする機会だったが、プラクティスでのクラッシュと無線のトラブルで、その望みは叶わなかった。

 アルファロメオのフレデリック・バスール代表は「この週末は少し難しかった」と振り返った。

「昨日(予選)はブレーキに問題があった。レースは悪かったとは言わないが、問題が多すぎた。最初の問題は第1コーナー(正確にはターン2)での接触だった」

「ミックがアントニオのリヤにぶつかり、直進した彼はフロアにもダメージを受けた。そして集団の後方で詰まってしまったんだ」

「そして序盤から無線が通じなくなってしまったので、昔ながらの方法でシグナルを送らなければならなかった」

「マネジメントの指示を出そうとした途端、難しくなる。話が出来るときのように細かいことは言えないし、どのレベルでタイヤや燃料を節約しなければならないか伝えられない」

「彼は、まったく話すことができなかった。最初のうちは会話ができていたが、その後は完全にコミュニケーションが取れなくなってしまった」

 ジョビナッツィのシートの行方について、バスールは「ひとつのセッションだけに注目する必要はない」と語った。

「ここ数週間、彼はザントフールトやモンツァの予選ではペースがとても良かったし、今週末は金曜日のペースが良かったと思う」

 
 

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