フランスGPの頭痛のタネ、渋滞問題は依然顕在。7km進むのに2時間半

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フランスGPの頭痛のタネ、渋滞問題は依然顕在。7km進むのに2時間半
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
翻訳:: 田中健一
2018/06/23 5:27

ポール・リカール名物の大渋滞は今年も顕在。金曜日のフリー走行が始まった後も、サーキットに入れないファンのクルマが列を作った。

 かつてF1を開催していた際、ポール・リカール・サーキット周辺では激しい渋滞が発生し、ファンや関係者を悩ませていた。しかし28年ぶりにF1が戻ってきた今年も、ポール・リカールの渋滞は変わらなかった。

 サーキット周辺のインフラは、スポーツイベントに対応するには適していない。そのため、サーキットへ重要する渋滞の列は数kmとなり、多くのファンはフリー走行が始まった後、何時間にもわたって渋滞の中で待たされ続けた。

 フォースインディアのCOOであるオットマー・サフナウアーは、サーキットでゲストと会議を行う予定だったという。しかしながら渋滞の影響でゲストがサーキットを訪れることができず、会議がキャンセルになってしまったと語った。

「10マイル(約16km)進むのに2時間もかかったんだ」

 そうサフナウアーは語った。

「それは馬鹿げている」

「私は、ミーティングをするために飛行機でやってくるゲストを待っていた。でも彼は、サーキットに訪れることなく空港に戻らなければならなかった。彼はミーティングに出ることなく、また飛行機で帰らなければならなかった」

「彼は電話をかけてきて、私にこう言った。『申し訳ない。私は2時間半かけて7kmを進んだ、でも、私の帰りの飛行機は午後5時……戻らなければならないんだ』と」

 サフナウアーは、この交通の問題は、F1上層部が心配すべきことだと語った。何故なら、交通が不便だという心配を取り除かなければ、F1ファンの足が遠のいてしまう可能性があるからだ。

「私にとっては大きな問題ではない。たとえ10マイル進むのに2時間かかったとしても、私はとにかくここに来るだろう」

「もし私がファンだったら、金曜日に7km進むのに2時間半もかかったとしたら、2度目は考えるだろう。それが問題だ。私にとっては問題ではない。ここに来るのが、私の仕事なんだ」

「しかしファンは選ぶことができる。そして彼らは、7km進むのに2時間半もかかることのないイベントに行くことを選ぶだろう」

 この交通問題は、ファンやチームメンバーだけが悩まされたものではないという。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やロマン・グロージャン(ハース)も、渋滞を解消させるための警察による交通規制に悩まされ、先に進むことができなかったという。

 グロージャンはその時の状況について、次のように説明した。

「僕らはクルマで移動していた。ベッテルと一緒に乗っていたんだ。そして、僕らは警察に止められた。僕らはもう一度行きたいと言ったんだけど、警察は僕らを通してくれなかった。僕はパスも持っていたし、Tシャツも着ていた。すべてが揃っていたのに……」

 サーキットもこの問題を認識しており、地元自治体も交通問題に取り組むことを表明している。

 地元自治体は声明で「状況は徐々に改善している」と主張しているが、この問題が解消されない場合の緊急時計画を作成するため、当局と主催者の間での会議も行われた。

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この記事について

シリーズ F1
イベント フランスGP
ロケーション サーキット・ポール・リカール
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース