F1

キャデラックF1、電撃的なロードン解任は”双方合意”ではなかったと認める。タウリスCEO「話したのは今朝」

グレアム・ロードンのF1チーム代表解任と、マルチン・ブコウスキーの後任起用を決めたキャデラック。チームCEOのダン・タウリスによると、ロードン解任は双方の合意による決定ではなかったという。

Ed Hardy Ronald Vording

編集: 2026/08/13 3:18

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Valtteri Bottas, Cadillac Racing

 キャデラックF1チームは、グレアム・ロードンのチーム代表解任について「双方の合意によるものではなかった」と認め、ロードン本人には発表当日の朝に伝えたことを明らかにした。

 キャデラックは8月12日、2026年シーズンの残りとそれ以降のチーム代表として、元アルピーヌのエグゼクティブ・ディレクターであるマルチン・ブコウスキーを起用し、これまでチームを率いてきたロードンを解任するという衝撃の人事を発表した。

 この発表はF1が夏休みも後半となったタイミングで実施された。キャデラックは今季からF1に参戦しているが、前半11戦を終えた時点ではランキング最下位で、まだポイントも獲得できていない状況にある。

 とはいえ参戦初年度のキャデラックが苦戦することはある程度予想されており、チームをゼロから立ち上げることに貢献したロードンは、長期的にチームを率い続けるものと考えられていた。そうした予想を裏切る今回のキャデラックの人事。ダン・タウリスCEOはロードンの解任は双方合意によるものではなく、CEOの自分の決断だったと明らかにした。

「双方の合意による決断ではなかった」

 タウリスCEOはメディアの取材に対しそう認めた。

「このプロセスが始まったのは数ヵ月前だ。キャデラックF1の次の段階がどのようなものになるのか、適切なタイミングはいつなのか、それがどういう形になるのか、そして世の中にいるさまざまな人材がどのような能力を持っているのかについて、本格的に考え始めた」

「マルチンとの話し合いや、そしてそこからの関係の発展には非常に満足している。そして、グレアムと私が話したのは今朝のことであり、この点から言えば、本当にごく最近の話だ」

Graeme Lowdon, Team Principal, Cadillac F1 Team.

Graeme Lowdon, Team Principal, Cadillac F1 Team.

Photo by: Lars Baron / LAT Images via Getty Images

「しかし、F1の世界でこの移行を簡単に行う方法はない。マルチンがファクトリーを見学したり、こうした話し合いをしたりするために現れたところを想像してほしい。メディアがどう反応するだろうか?」

「その時点でチームは不安定になってしまう。だから、その時点でリーダーシップを担っている人たちの判断を尊重することが重要だ」

「そのため、意思決定やタイムライン、こうしたことをまとめるまでの期間が圧縮される。それによって、本来よりも突然の出来事のように感じられてしまう」

「しかし、それがF1という世界の性質であり、今回もそうする必要があった」

 突然の解任だったことから、SNSでは「なぜ今なのか」という疑問の声も上がった。そのためタウリスCEOには、ロードンが単に「暫定的な立場」でチームに在籍していたのではないかという質問も投げかけられた。

「彼が暫定的な立場でここにいたという言い方は公平ではないと思う。これは、パフォーマンスと、その後の状況の変化によるものだ」と、タウリスCEOは言う。

Dan Towriss

Dan Towriss

Photo by: Cadillac Communications

「そうした点について、どこが我々の考えと一致し、どこが一致しなかったのかは、グレアムと私の間だけで話し合われることになる」

「私が言えるのは、彼が成し遂げたことに対して、私は非常に大きな敬意を抱いているということだ。私とグレアムにとって、これは暫定的な期間ではない。ほぼ4年間にわたって計画を立て、チームを構築し、あらゆることに取り組んできた期間なのだ」

「だからこそ、スポーツとチームの双方の状況を踏まえて、今がそのステップを踏み出す適切なタイミングだった。これが前に進むための正しいタイミングであり、正しい場所だった」

「皆さんもご存じのように、F1で体制の移行を行なうのは非常に難しい。こうしたことを秘密にしておくのも非常に難しいものだし、多くのリークが飛び交うことも珍しくない」

「しかし、今我々はこうしている。我々は改めて、グレアムがチームにもたらしてくれたものに非常に感謝している。そして、マルチンのリーダーシップと、キャデラックの未来について非常に期待している」

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