バーレーンGP、大クラッシュ発生で赤旗中断。火の手上がるもグロージャンの命に別条なし
F1第15戦バーレーンGPの決勝は、オープニングラップに大クラッシュが発生し赤旗中断となった。クラッシュしたロマン・グロージャンは火傷を負ったものの、自らマシンを降りている。
F1第15戦バーレーンGPの決勝レースは、1周目に大クラッシュが発生。ハースのロマン・グロージャンのマシンが大破し爆発的に炎上したものの、幸いグロージャン本人は命に別条はなく、マシンを脱出した。
グロージャンはスタート直後のターン1~ターン3で多くのマシンとポジション争いをしていたものの、前のマシンを避けるように進路を変更。その際、後方にいたダニール・クビアト(アルファタウリ)のマシンと右リヤが接触し、コントロールを失ってしまった。
高速でガードレールに突っ込んでしまったグロージャンのマシンは大破。モノコックと車両後方が真っ二つになるほど激しい衝撃があり、漏れ出たガソリンに火がつき爆発的に火柱が上がった。
モノコックはコックピット側からガードレールを突き破っていたが、コックピット保護デバイスのハロがグロージャンを守っており、グロージャンは自らマシンを脱出。その際に手や足首に火傷を負ってしまったようだが、命に別条はないという。
チームの声明によると、「ロマンは手と足首に軽い火傷を負っているが、彼はOKだ。今は医師と一緒にいる」とのことだ。
グロージャンはメディカルセンターでの検査を経て、地元の病院に搬送されている。肋骨にも骨折の疑いがあり、病院でも検査を受けているという。
クラッシュにより現場のガードレールは完全に大破しており、レース再開に向けて修復作業が進められ、レース中断から1時間半近く経った日本時間30日(月)0時35分からレースが再開されることになった。
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、「不幸中の幸い」だったと語った。
「壊れたバリアを見ると、それは信じられない光景だった」
「不幸中の幸いだ。レースでどんな幸運を手にするよりも、今回のような運を掴めた方がいい。彼はうまくやったみたいだ」
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