グロージャン、WECだけでなくインディカーにも興味あり? 複数チームと交渉中と認める
ロマン・グロージャンは、F1からインディカーへの転向に興味があることを認め、既にいくつかのチームと交渉を始めていると語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
2016年のチーム発足以来ハースF1の一員として戦ってきたロマン・グロージャンも、今季限りでチームを離脱することがすでに発表されている。レギュラーシートの空き状況を考えると、彼が来季F1に残ることは極めて難しく、別のカテゴリーへと転向することが有力視されている。
グロージャンはF1からの転向先として、WEC(世界耐久選手権)に関心を持っていると報じられてきた。その一方でアメリカのインディカー・シリーズに関しては、本人がオーバルでのレースに乗り気ではないため、可能性は低いとみられていた。
しかしながら、来季のインディカー・シリーズのスケジュールを見ると、例年よりもオーバルでのレースが少なくなっており、テキサス(ダブルヘッダー)、インディ500、そしてショートオーバルのゲートウェイと計4レースしかない。そのため、グロージャンにとって来季のインディカー参戦は魅力的な選択肢になっているようだ。
「(インディカーは)選択肢のひとつだよ」とグロージャンは言う。
「正直に言うと、ここ2週間はあまりよく眠れていないんだ。世界経済的にも厳しい年なので、契約を解除して今自分のいる競技から離れる上で良いタイミングとは言えない」
「そう。だから僕はインディカーにも目を向けているんだ。何人かと連絡を取ったし、良さそうな話もあった」
「カレンダーももっと早くチェックしておけば良かったと後悔しているよ。オーバルのレースはスピードウェイで2回とショートトラックで1回しかなかったんだ。でも、まだ終わってはいない。だから検討していくことになるだろう」
グロージャンがインディカーに興味を示したのは、A.J.フォイト、エド・カーペンター、デイル・コイン、カーリンなど、現時点でいくつかのシートが空いているからだ。これらのチームには、必ずしもグロージャンが資金持ち込みをする必要はないだろう。
元F1ドライバーで現在インディカーを戦っているマーカス・エリクソンと話をしたことがあるというグロージャン曰く、その時に聞いたインディカーについての話がやる気の原動力になっているという。
「もちろん、僕の人生にとって大きな変化になる。でもマーカス・エリクソンがインディカーに行った時に話をしたら、彼はとても気に入っていた様子だった」とグロージャン。
「彼曰く(インディカーはF1と)異なっているけど、ドライバーが果たす役割が大きいと言っていた」
「他より1枚上手なチームもいくつかあるけど、誰もがレースに勝つチャンスがある。今はどうなのか考えてみると、知っての通りケビン(マグヌッセン)と僕が死ぬ気で走って良いラップを刻んだとしても16位、17位あたりになってしまうんだ」
「それはなかなか受け入れがたいことだから、今はレースに勝ちたいし勝てるチャンスが欲しい。楽しめるようなところでレースをして勝ちたいんだ。だからインディカーは候補の中に入っている」
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