グロージャン、前半戦は調子が狂った「まるでジョコビッチのように」

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グロージャン、前半戦は調子が狂った「まるでジョコビッチのように」
執筆: Ben Anderson
協力: Kyran Gibbons
2018/08/16 10:06

ハースのロマン・グロージャンは、激動のシーズン前半戦を過ごした。その不調ぶりをグロージャンは、テニス界のトッププレイヤーであるノバク・ジョコビッチを例に語った。

 ハースのロマン・グロージャンにとって、2018年シーズンの前半戦は激動のモノとなった。

 今年のハースのマシンは、F1デビュー後最高の出来と言っても過言ではなく、トップ3チームに次ぐ速さを見せることも多い。しかしながらグロージャンは、チームや自らのミスなどもあり、開幕8戦連続でノーポイントとなった。しかし夏休み前の4レース中3レースでトップ10フィニッシュを果たし、ランキング14位で折り返しを迎えた。

 グロージャンの前半戦での獲得ポイントは21。チームメイトのケビン・マグヌッセンは45ポイントを獲得しており、大きく差をつけられた格好だ。

 グロージャンは、自身の今シーズンについて、テニスのトッププレイヤーであるノバク・ジョコビッチと似ていると語る。ジョコビッチはATP(男子プロテニス協会)ランキング首位に立っていたものの、怪我などもあって一時21位まで陥落。しかしその後復活して今年の7月にはウインブルドンを制するなど、ランキングトップ10圏内に再浮上して見せた。この経緯が似ていると、グロージャンは語るのだ。

「とても厳しかった」

 グロージャンはそうmotorsport.comに対して語った。

「自分がいるべきだと信じている場所、そしてするべきことが分かっている所に戻るだけだったと思う。でも様々な理由から、厳しい日々を通り抜けなければいけないことも、人生にはある」

「ジョコビッチを見ても、同じようなことが言える。彼は世界一だったけど、その後ランキングを落とした。でも今は、ウインブルドンを再び勝ったんだ。それは素晴らしいことだ」

「彼はテニスの才能を失わなかったし、体力も衰えたわけじゃない。ただ、何かが違ったんだ。誰もがそういう時に遭遇することがある」

「いくつかの不運に見舞われ、いくつかの悪い瞬間もあった。そしてその後、さらなる不運が訪れた。そこから戻って来るのは、難しかった」

 グロージャンは今年の前半戦で、アクシデントによりいくつかのポイントを逃した。例えばアゼルバイジャンGPでは、セーフティカー中に6番手を走っていたにもかかわらず、タイヤを温めようとウィービングした際にコントロールを失い、ウォールにクラッシュしてしまった。またスペインGPでは、スタート直後のターン3でスピンし、後続のマシンを巻き込む形でクラッシュしている。またイギリスGPのスタート直後には、チームメイトのマグヌッセンと接触しダメージを負っている。

 もちろん、グロージャンがコントロールできない要因により、ポイントを失ったこともあった。開幕戦オーストラリアGPでは、4番手を走行していたものの、ピットストップ時にタイヤがしっかりと装着されず、そのままコースに戻ってしまった。そのため、タイヤが外れる前にコース脇にマシンを止めることを余儀なくされた。さらにカナダGPの予選では、エンジントラブルに見舞われている。

「今年はシーズンをうまく始めることができなかったし、その後もうまくいかず、調子を取り戻すために苦労した」

 そうグロージャンは語った。

「時には、物事は思った通りにはならないし、フィーリングもあるべきところにはない。本来の形に戻るためには、自分自身を第一に考えなければいけないこともあるんだ」

 グロージャンは、ドイツGPの終盤に12番手から6番手に浮上できたのは、その良い例だったと語った。

「何をすべきか分かっている場所に戻れることを願っている。もしそうなれば、次に物事は、僕が求めるような形になっていくだろう。ちょうどホッケンハイムでそうだったように」

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シリーズ F1
執筆者 Ben Anderson
記事タイプ 速報ニュース