開幕4戦終えて最下位。巨額投資のアストンマーティンは「今の順位に言い訳ができない」とシュタイナー
元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、アストンマーティンの2026年シーズン序盤の不振について、「言い訳の余地はない」と語った。
Lance Stroll, Aston Martin Racing, Fernando Alonso, Aston Martin Racing
写真:: Clive Rose / Formula 1 via Getty Images
新レギュレーションとなった今季のF1で、アストンマーティンは序盤戦から大きくつまずいた。かつてハースでチーム代表を務めたギュンター・シュタイナーは、多額の投資で優秀な人材も多数獲得したアストンマーティンの不振に対して厳しいコメントを残した。
アストンマーティンはシルバーストンに巨大ファクトリーを新設しただけでなく、2025年にはマネージング・テクニカル・パートナーとしてエイドリアン・ニューウェイを獲得(のちにチーム代表に)。そのニューウェイの指揮の下で作られた2026年のマシンには、新たにホンダのワークスパワーユニットが搭載された。このパッケージには、パドック内外から大きな期待が寄せられていた。
しかし、マシンやパワーユニットの重大な問題に苦しみ、アストンマーティンは開幕から大苦戦。ここまで4戦を終えて入賞はゼロ、コンストラクターズランキングでも最下位となっている。
シュタイナーは『The Red Flags Podcast』の中で、アストンマーティンについて話題が及ぶと、オーナーのローレンス・ストロールによる巨額投資に言及。ニューウェイのような大物の獲得や、最新鋭の本拠地・風洞施設の建設などを挙げ、言い訳のできない状況にあると述べた。
約1ヵ月のインターバルがアストンマーティンにとってどれほど重要だったという質問に、シュタイナーはこう答えた。
「間違いなくチャンスはある。でもそれがどれほど大きいかは、これから見ていく必要がある」
「彼らがこれほど準備不足の状態でシーズンに入るとは、誰も予想していなかったはずだ。なぜなら、彼らにはすべてが揃っている。人材も、設備も、資金もある」
「だから、今の順位にいることに言い訳はできない」
F1はバーレーンGPとサウジアラビアGPの中止によって4月は丸々レース休止期間となったが、その間各チームは休んでいたわけではなく、各々がファクトリーで作業を進めてきた。またレギュレーションの微調整に向けても議論が進められた。
ただそんな中でアストンマーティンは多くのチームとは異なり、シーズン再開直後のマイアミGPでマシンにパフォーマンス向上のためのアップデートを行なわなかった。彼らが集中したのは、信頼性の向上。フェルナンド・アロンソはレース前に、「まだパフォーマンス向上のアップグレードはない。だから、ステアリングやコクピットの振動が少しでも減って、より良いレースができることを期待している」と話していた。
その結果、アストンマーティンはマイアミで今季初めて2台が決勝レースを完走。アップデートがひとつ実を結んだと言える。
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