まるで温度計を持ってゲームをしているよう……ハース首脳、タイヤ管理が鍵握るF1にうんざり

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まるで温度計を持ってゲームをしているよう……ハース首脳、タイヤ管理が鍵握るF1にうんざり
執筆:
2019/05/16 7:08

ハースのオーナー、ジーン・ハースは、2019年のF1においてタイヤマネジメントが重要な役割を担っていることに対して苛立っていることを認めた。

 ハースは今季、シーズンを通してタイヤの温度を作動温度領域に留まらせることに苦労しており、予選ではしばしば好グリッドを獲得しながらも、決勝になると失速する場面が多々見られた。

 しかしながら、比較的暖かい気候の下で行われたスペインGPでは、ケビン・マグヌッセンが”ベスト・オブ・ザ・レスト”の7位、ロマン・グロージャンが10位に入り、ダブル入賞を果たした。

「我々は今シーズン、悲劇的なスタートを切ったと思う」と語るのは、チームオーナーのジーン・ハースだ。彼は続けてこう語った。

「予選はとてもうまくいっているように、1周2周は速く走ることができる。しかし、タイヤの温度を失うと、マシンはどうにもならなくなってしまうことがあるんだ」

「今回(スペインGP)は比較的暖かかったので、問題は起きなかったが、グロージャンのタイヤが(セーフティカー明けの)再スタート時に少し冷えていて、スピードを取り戻すのに数周かかった。タイヤの温度を正常に保つのは非常に重要だ」

「タイヤを正しい温度領域に持っていければ、運が良かったようなものだ。もしピレリがそれに敏感でないものを作れたら素晴らしいことだ。我々は温度計を持ってゲームをしている状態だ。レースをしていない」

 ハースはさらに、チームが直線スピードを見出す必要があると語った。

「中団争いは非常に厳しい。我々は多くのライバルと比べて明らかに直線が遅いが、コーナーで彼らの前に立つことができている。高速走行時にドラッグが大きいが、ダウンフォースがあるおかげでコーナーでより良い走りができている」

 ハースのチーム代表、ギュンター・シュタイナーは、バルセロナがチームにとって優位なトラックであることを予測していた。そしてタイヤの問題に長期的に取り組むために、まだやるべきことがあると語った。

「テストの時から、ここではタイヤがうまく作動することを知っていた」

「振るわなかったバクーからの進歩がその明らかな証拠だ。知っての通り、それ(バクー)以前は常にマシンを予選トップ10に送り込んでいたんだ」

「マシンの速さは分かっているが、あるトラックではタイヤをうまく使えないことがある。ここではうまくいって、限界に近い走りができた」

「しかし、我々がしなければならないのは、それをどこでもうまく作動させることだ。マシンが良いことは明らかで、それに疑いの余地はない」

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シリーズ F1
イベント スペインGP
チーム ハースF1チーム
執筆者 Adam Cooper
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