F1 サウジアラビアGP

サウジでのシューマッハー大クラッシュ、その損害額は1億円以上? シュタイナー代表「ほとんどがカーボンの粉になった……」

ハースF1は、サウジアラビアGPでのミック・シューマッハーの大クラッシュによる損害額が1億円以上になったことを明らかにした。

Marshals remove the damaged car of Mick Schumacher, Haas VF-22, after his crash in Q2

 ハースのミック・シューマッハーは、F1サウジアラビアGPの予選Q2で大クラッシュ。この影響により、決勝出走を見合わせることになった。チームによるとこの損害額は1億円以上であり、再利用可能なパーツはほとんど残っていなかったという。

 シューマッハーは予選Q1を14番手で突破。初のQ3進出を目指し、Q2のアタックに臨んだ。しかし縁石の乗せ過ぎたことでマシンのコントロールを失い、コンクリートウォールにクラッシュ。マシンは大破してしまうことになった。

 シューマッハーはメディカルスタッフによりマシンから救出され、サーキット近くの病院に搬送されたが、これは予防的な検査を行なうためのモノ。幸いにも怪我もなく、当日の夜には病院を後にした。そして決勝当日にはサーキットに元気な姿を見せた。

 ただマシンは無傷とは程遠い状態だった。4つのホイール全てがダメージを受け、マーシャルが車両を持ち上げた時には、ギヤボックスが脱落してしまうほどだった。チームがガレージに戻されたマシンをチェックしたところ、無傷のパーツはほとんど何もないことが確認されたという。

「シャシー自体は壊れていないようだ。側面のインフラストラクチャーはダメージを受けているが、それは交換することができる」

 チーム代表のギュンター・シュタイナーはそう語った。

「シャシーを正しくチェックする必要がある。しかし、正直に言ってそれほど悪い状況ではないようだ」

「エンジンも、フェラーリからは大丈夫そうだと言われている。バッテリーパックもね。しかし、残りは全て壊れているんだ!」

 その損害額について尋ねると、シュタイナー代表は1億円(100万ドル)以上になる可能性があると推測した。

「損害額はかなり高額だろう。左のフロントを除いて、全てのサスペンションが失われたのだからね」

「残りはただのカーボンの粉になってしまった」

「金額の面では正確なことは分からない。ギヤボックスもダメだし、ボディワークも全体的にダメだ。ラジエターも失われてしまった。おそらく50万ドル〜100万ドル(6000万円〜1億2000万円)の間だろう」

 シュタイナー代表は、現在のF1チームの予算は上限額が設定されているため、今回のようなクラッシュが複数回発生すると、頭痛の種になる可能性があると語った。

「僅かな金額を予備として取ってある。レーシングチームの場合は、通常のビジネスと同じように、予備費を確保しておくのは難しい。今回のようなリスクがあるからね」

 そうシュタイナー代表は説明する。

「不測の事態に備えておく必要がある。しかし今回のようなことが2回も3回も起きてしまった場合は、非常に早く不測の事態では済まなくなってしまう」

「それはただの損失だ。だから、しっかりとマネジメントする必要がある。もちろん、今回のようなことがこれ以上起きないことを願っているよ」

 
Read Also:

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 沈んだ巨人メルセデス、苦しい現状は謙虚になるための訓練? チーム代表「最後には我々を強くしてくれる」
次の記事 アロンソとのバトルは「まるでゴーカート」6位オコン、F1王座2度のチームメイトとの戦い楽しむ

Top Comments

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本 日本