ハースとアルファロメオ、2024年のパートナーシップ報道は勇み足? 「挨拶しただけ」とハース代表
ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、締結が噂されるアルファロメオとのパートナーシップに関して、正式な交渉が行なわれているわけではないと説明した。

ハースF1は2024年以降からアルファロメオとパートナーシップを結ぶとも報道されているが、ギュンター・シュタイナー代表は正式な交渉が行なわれているわけではないと語っている。
アルファロメオは2018年からザウバーのタイトルスポンサーに就任。翌2019年からはチームのネーミングライツも取得し、ザウバーは現在に至るまでアルファロメオF1として参戦している。
そんな両者だが、その関係は2023年限りで終了する事になっている。ザウバーは2026年からアウディと組むことが決まっているが、アルファロメオが今後もF1との関わりを継続するかどうかは最終決定に至っていなかった。
ただF1第7戦モナコGPにおいて、ハースのギュンター・シュタイナー代表とアルファロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOが面会していた。そして両者が2024年以降にパートナーシップを結ぶのではないかという報道がなされることになった。
第8戦スペインGP開始を前に、シュタイナー代表はこの件に関して当然訊かれることになったが、彼は契約の話は時期尚早であると語った。
「多くの人からそう言われるが、アルファロメオだけがまだそう言ってくれていないんだ」
2024年からアルファロメオのスポンサードを受けるのかと聞かれた際、シュタイナー代表はそう答えた。
「当然だが、彼らは将来を見据えて我々に会いに来て、我々がどんなふうにやっているのかを確かめに来た。単なる紹介で、それ以外の何物でもない」
「これまで私は(アルファロメオの)CEOには会ったことがなかったし、紹介されただけだった。そこに隠すようなことは何もなかった。彼とは『こんにちは』と挨拶を交わしたが、それだけだ。彼らが将来何をしているのか、それは私にも分からない」

Guenther Steiner, Haas F1 team principal
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
なおハースはマネーグラムと長期のタイトルスポンサー契約を既に締結済み。シュタイナー代表はアルファロメオとの提携はそれに対応する必要があると述べている。
また、ネーミングライツにより”ハース”の名を失う可能性について尋ねると、シュタイナー代表は次のように答えた。
「その件については話したこともないから、分からない」
「ジーン(ハース/チームオーナー)とはこの件で話をしていないから、答えを持ち合わせていない。議題に乗っていないから、それについて考えたことすらない。他にやるべきことがたくさんあるんだ」
さらにシュタイナー代表はアルファロメオが来年何をしたいのか、それを探しているように感じたと語っている。
「彼らは、自分たちのやりたいことを探しているように思えた。それが私の感覚だ」
「ただ彼らも教えてくれたわけではない」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。