ハースF1、新フォースインディアの”マシン流用”に戦略的異議申し立てか

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ハースF1、新フォースインディアの”マシン流用”に戦略的異議申し立てか
Scott Mitchell
執筆: Scott Mitchell
2018/11/23 2:00

ハースF1チームは、アブダビGPを前にレーシングポイント・フォースインディアに異議申し立てを行ったようだ。

 ハースF1チームは、2018シーズン最終戦を前に、レーシングポイント・フォースインディアに異議を申し立てたようだ。

 アブダビGPのフリー走行1回目を前に、ハースとフォースインディアは報告のため、スチュワードの下へ召喚されることが発表された。

 その詳細は分からないものの、ハースがフォースインディアに異議申し立てを行ったようだ。

 どうやら、ベルギーGPの際に新しくエントリーしたレーシングポイント・フォースインディアが、”旧チーム”に当たるフォースインディアの設計したマシンであるVJM11を運用していることに、ハースが抗議したとみられる。

 F1はレギュレーションで、全てのエントラントはそれぞれのマシン設計について、知的財産権を所有していなければならないと規定されている。

 フォースインディアは夏休み前に破産申請を行い、オーナーが交代。FIAによって新エントラントとして受け入れられ、夏休み明けのベルギーGPからはレーシングポイント・フォースインディアとして参戦を継続してきた。

 この際にコンストラクターズポイントがリセットされたため、シーズン後半戦で48ポイントを獲得しているレーシングポイント・フォースインディアはコンストラクターズランキング7位。一方ハースは90ポイントで5位と、直接のライバルではない状態だ。

 しかしながら、フォースインディアがハースとフェラーリの技術的協力関係を批判したことに端を発し、両チームはシーズンを通じて舌戦を繰り広げてきた。

 ハースは、新しいオーナーを迎えたレーシングポイント・フォースインディアは、知的財産権を有するコンストラクターとは言えず、分配金を得る資格をあるのかとやり返しているのだ。

 過去3シーズンで2度トップ10圏内に入ったチームに受給資格が与えられる、”コラム1”と呼ばれる分配金があるが、ハースはレーシングポイント・フォースインディアを新チームとみなし、その受給資格が与えられるべきではないと考えているようだ。

 フォースインディアが資格なしと判断された場合、9チームに賞金が分配されることになるため、ハースの取り分は増えることになる。今回の抗議には、こうした背景もあると考えられる。

 だがレーシングポイント・フォースインディアのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、最近のレースで強気な発言をしており、この件についてはフォースインディアが有利な状況だとみられる。

 ハースチーム代表のギュンター・シュタイナーは、木曜日にF1のCEOであるチェイス・キャリーと会い、”たくさん”話し合ったという。

 シュタイナーは、分配金問題について尋ねられると「残念ながら、現時点で進展はない」と答えている。

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この記事について

シリーズ F1
イベント アブダビGP
チーム フォースインディア , ハースF1チーム
執筆者 Scott Mitchell