ハース、予選後の作業でパルクフェルメルールに抵触か? FIAが審議中
ハースF1チームは、ロマン・グロージャンのマシンがパルクフェルメのレギュレーションに違反しているのではないかとして、FIAの調査を受けている。
Garage of Romain Grosjean, Haas VF-20
Andy Hone / Motorsport Images
F1シュタイアーマルクGPの予選で20番手に終わったロマン・グロージャン(ハース)だが、彼のマシンがパルクフェルメルールに違反している可能性があり、現在審議中となっている。
グロージャンは予選Q1でトラブルが発生したためにアタックラップを計測することができず、ノータイムのままQ1敗退となった。ただグロージャンは一度ピットロードを離れてコースインしており、正式に予選に参加したという扱いになる。
パルクフェルメルールでは、予選開始後にマシンがピットロードから離れた後は、一部を除いてのセッティング変更が禁止される。しかしながらハースは予選後の土曜日夕方にマシンに手を加えており、解釈を勘違いした可能性がある。
FIAは次のように指摘している。
「8号車のドライバー、ロマン・グロージャンは、15時47分26秒にピットレーンを出てQ1に参加した。2020年F1技術規則第34.2条に記載されているように、その瞬間マシンはパルクフェルメコンディション下に置かれた」
「ハースF1チームは予選終了後にも8号車に関する作業をストップすることなく、それどころか7月11日20時16分から23時20分まで作業を続けた」
「これは2020年F1競技規則第34.4条を遵守していない」
「これに加えて、この際行なわれた作業は検査員の監督下になかったため、レギュレーションで認められていない作業が行なわれた可能性がある」
「これは(F1技術規則の)第34.2条と第34.7条を遵守していない」
なおハースのパルクフェルメルールへの違反が認められた場合、グロージャンはピットレーンからのレーススタートとなる。
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