ハース、マゼピンとペレスの”ニアミス”事件はチームの責任「コミュニケーションを改善しなければ」
F1ポルトガルGPの決勝で、ニキータ・マゼピンがセルジオ・ペレスと接触しかけたことを受け、ハースはドライバーとのコミュニケーション改善を約束した。
Nikita Mazepin, Haas VF-21
Steven Tee / Motorsport Images
ハースは、F1第3戦ポルトガルGPの決勝レースでニキータ・マゼピンが、首位を走っていたセルジオ・ペレス(レッドブル)と接触しかけたことを受け、無線でのコミュニケーションを改善すると約束した。
ピットインを遅らせラップリーダーとなったペレスは、ピットアウトした直後だった周回遅れのマゼピンに急接近。ペレスが背後に迫っていることにマゼピンが気づいていなかったこともあって、両車はターン3で危うく接触しそうになってしまった。
ペレスは急ブレーキを踏み、なんとか事なきを得たが、フロントウイングにダメージを負ってしまったのではないかと懸念していた。そしてこの一件は審議対象となり、マゼピンは青旗を無視したとして5秒のタイム加算ペナルティを受けた。
レース後、マゼピンはペレスに会いに行き謝罪をしたが、ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、状況的にはマゼピンではなく、チームが責任を負うべきだったと語った。
「彼に対して、ブルーフラッグのライトが点灯したのは非常に遅かったと思う。ライトが点灯した時、彼はすでにターン2を過ぎていた」
「言うまでもなく、ピットから出た時に誰かが接近している場合のコミュニケーションを改善する必要があるんだ」
シュタイナーは、マゼピンが故意にペレスを苦しめようとしたわけではないと明言し、最終的に科された5秒のペナルティが最下位だったマゼピンにとってほとんど意味のないものであったことに安堵した。
「意図的なものではなく、最終的には何も悪いことは起こらなかったと思う」
「決して良いことではないが、5秒では大した影響はなかった。チェコ(ペレス)はあの件を受け入れてくれたと思う。彼は謝ったんだ。『あれは純粋にミスだったんだ、何の意図もなかったんだ』と言っていた。こういうことも起こるものだ」
F1レースディレクターのマイケル・マシは、マゼピンに対して青旗が掲示されたばかりだったにも関わらず、ペナルティが出された理由について、ペレスとの接触を引き起こしそうになったことが考慮されたと語った。
「ニキータのペナルティについては、青旗を無視した回数というよりも、放送で映し出されたターン3でのインシデントが理由だ。青旗が掲示された中で、衝突寸前となった」
「実際には掲示されたパネルの数ではなく、最も早いタイミングで効果的に道を譲るかどうかが重要なんだ。(マゼピンは)結果として危うく事故を起こすところだった」
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