ヒュルケンベルグの大クラッシュに、ハロの悪影響なし。FIAが自信

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ヒュルケンベルグの大クラッシュに、ハロの悪影響なし。FIAが自信
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/11/26 9:03

F1レースディレクターのホワイティングは、アブダビGPで起きた大クラッシュにおいて、ハロはヒュルケンベルグの脱出を妨げなかったと語った。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、アブダビGPのオープニングラップで発生したクラッシュでひっくり返ったマシンから、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が脱出する上で、ハロは邪魔になってはいなかったと語った。

 ヒュルケンベルグは、ロマン・グロージャン(ハース)とクラッシュ。タイヤ同士が接触してしまったため、ヒュルケンベルグのマシンは跳ね上がり、ターン8〜9のシケイン外側のバリアに逆さまにもたれるような形となった。

 このような状況となった場合、そのままドライバーがマシンから脱出するのではなく、マシンをひっくり返すのを待つのが原則だ。

 しかしヒュルケンベルグがマシンから出るまで時間を要したことで、今季からF1に導入されているコックピット保護デバイスのハロが、ヒュルケンベルグがマシンから脱出する上で邪魔になったのではないかとの誤解を生んだ。

 ホワイティングは、ハロがコクピット全体を支えていたため、実際にヒュルケンベルグには多くのスペースが残されていたと強調した。

 motorsport.comが事故の状況を尋ねると、ホワイティングは次のように話した。

「明らかに、ハロが助けになった種類のアクシデントだった」

「マシンが逆さまになった時、ハロはドライバーに広いスペースを与える。それは、我々はが確かめたいことのひとつでもあった」

「あのような事故が起きると、マシンから即座にかつ自動的にレースコントロールへ情報が送られる」

「ドライバーは通常『僕はOKだ』と言い、我々はそれを現場に向かうドクターに伝える。それからマシンを正しい態勢に戻し、ドライバーの救出に時間をかけるのだ」

 アブダビでの事故に対する批判について尋ねられると、ホワイティングは「我々は彼(ヒュルケンベルグ)がOKだと分かっていたし、そこで心配することは何もなかった」と答えた。

「そのような状況下では、マシンを元に戻すのがルーティン作業だ。そしてそれはもちろん、注意深く行う必要がある」

「一旦マシンのホイールが地面に着けば、彼は自分でマシンから出ることができた」

「私から見える限り、事態は非常に良くコントロールされており、我々のメディカル・デレゲートも満足していた。それは予定通り、正しく機能した」

 ハロの開発作業が進められていた当時、FIAで働いていたマルチン・ブコウスキー(現ルノーのエグゼクティブディレクター)も、事故が適切に処理されたことに同意した。

「以前FIAで働いていた時は、何がネガティブに作用するか多くの疑問があった」

「ハロはドライバーに多くのスペースを与える。クルマがひっくり返されるのを待つのが一般的な原則だ。ハロが導入される前からそうだった」

「消化しなければならない火災があったのも確かだが、仮にそれが不可能であった場合はまた別の話だと思う。そうなった場合はおそらく、彼ら(マーシャル)はドライバーを助け出しただろう」

「火が消えたなら、実質的にドライバーにリスクはない。ドライバーは喋れている状態で、怪我はない。最も安全なのは、マシンをひっくり返すことだ」

「ニコに話を聞いたら、作業が十分速くはなかったと言うのかもしれないが、それでも適切なことが行われた」

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この記事について

シリーズ F1
イベント アブダビGP
ドライバー ニコ ヒュルケンベルグ 発売中
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Adam Cooper